「トイレ!」と言った瞬間にはもう出ている、そんな「間に合わない」失敗の連続に、途方に暮れていませんか。
それは、子どもの排泄機能がまだ発達の途中にあるのかもしれません。「遊びに夢中で忘れているだけ」と決めつけて叱ってしまうと、かえってトイトレが長引く原因になることも。
この記事では、子どもがトイレに間に合わない身体的な理由と、失敗を減らすための関わり方のコツをわかりやすく解説します。
なぜ間に合わない?子どものトイレが間に合わない3つの理由
子どものトイレが間に合わなかったとき「もう少し早く教えてくれれば…」と思ったことはありませんか?でも、子どもが「出る直前」まで尿意に気づけないのには理由があります。
「おしっこ出そうなときは教えて」と叱ってしまう前に、まずその背景を知っておきましょう。
1.尿意を感じる機能がまだ未熟だから

膀胱におしっこが溜まると、膀胱の筋肉が引き延ばされ、その刺激は神経を通じて脳へと届きます。これが「尿意」です。
しかし、この仕組みは成長と共に発達していくもので、発達のスピードにも個人差があります。
この仕組みが十分に育っていない場合、膀胱におしっこが溜まっていても尿意の自覚がしにくく、子どもが「トイレ」と気づいた時点でもう限界を迎えていることもあります。
つまり「尿意を感じてからトイレまで我慢する」ほどの余裕がないのです。
2.遊びに集中しているから

幼児期の子どもには、一つのことに集中すると他のことに気づきにくくなる特徴があります。
特に楽しく遊んでいる最中は、子どもの脳は「遊び」に強く注意を向けています。そのため、漏れる寸前まで尿意に気づかず、結果的にトイレに間に合わないことも。
これはさぼっているわけでも、わがままなわけでもありません。子どもの脳の働き方として、ごく自然なことなのです。
3.排尿を我慢する筋肉をコントロールしきれないから
排尿を我慢するためには、膀胱の出口を閉める筋肉をコントロールする力が必要です。しかし、子どもはまだその力が十分に育っていません。
そのため、尿意を感じてからトイレまで歩き、ズボンを下ろすまでのわずかな時間でも、我慢が難しい場合があります。大人には何でもない数十秒でも、子どもにとっては大きな壁となることがあるのです。
▼排尿の自立に関する発達についてはこちらの記事で解説しています

間に合わない失敗を減らすための関わり方
前述のように、トイレが間に合わないのには子どもなりの理由があるもの。「なんでできないの」と追い詰めるのではなく、失敗が起きにくい環境と声かけを整えることが、失敗を減らす近道です。
ここからは、今日から取り入れやすい関わり方のポイントを4つ紹介します。
生活の区切りでトイレに誘う
「ご飯の前にトイレ行こう」「お出かけの前に座ってみよう」といった声かけをして、生活の区切りにトイレを組み込んでみましょう。
「トイレ行きたい?」と聞くと、遊びや作業を中断したくない心理から、子どもは反射的に「出ない・行かない」と答えがちです。子どもの意思を確認しようとするほど、うまくいかないという状況が生まれることも。
子どもが「行く・行かない」を判断する必要をなくし、トイレに行くことが日常の流れの一部になっていくのが理想です。
失敗しても報告できたことを褒める

トイレに間に合わなかったとしても「出そうだと教えてくれたこと」自体をしっかり褒めることが大切です。失敗そのものではなく、伝えようとした行動に目を向けると、子どもも安心します。
トイトレ博士叱られる恐怖が積み重なると、子どもは尿意を感じても隠すようになったり、トイレ自体を嫌いになったりすることもあるんじゃ
失敗しても「伝えたこと」を褒めてもらえたら、また次もちゃんと「トイレ」って言おう!って思えるよね。
着脱しやすい服を着る
尿意を自覚してから我慢できる時間が短い場合、着脱しやすい服装に変えることで成功しやすくなります。
ボタンやベルト、体にフィットしたタイトなズボンは着脱に時間がかかるため、トイレの失敗が多い時期は避けるのがおすすめです。ウエストがゴムのズボンなら、サッと下ろすだけなので、トイレに間に合いやすくなります。
わずか数秒の差に見えますが、その積み重ねが成功体験につながります。



環境を整えることは、地味ながらも効果的なサポートなんじゃ。
便利ツールをうまく活用する


尿意の理解を進めるためのグッズを使うのも一つの選択肢です。排尿のタイミングを把握するアイテムとして役立つのが、排尿予測デバイス「DFree」です。
DFreeは下腹部に小さな機械を装着することで、膀胱のおしっこの溜まり具合を測定できるアイテム。おしっこが溜まったタイミングがわかることで、間に合わなくなる前にトイレに連れて行くことができます。
▼DFreeについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください


トイレに間に合わないのは成長の途中にあるサイン
子どもがトイレに間に合わないのは、子どもの意志や性格の問題ではありません。尿意を感じる神経や脳の連携が成長の途中にあるサインです。
「どうしてできないの?」と感じてしまうのは、毎日向き合う親として自然なこと。できる範囲で、今回紹介した方法を取り入れてみてください。
親の負担が大きいと感じるときは、排尿タイミングを把握できる便利なアイテムを取り入れるのも有効な手段です。子どものペースを大切に、親子に合った方法で進めていきましょう。
【参照】
排尿機能発達・尿失禁症 | 小児泌尿器科の主な疾患 | 日本小児泌尿器科学会 Japanese Society of Pediatric Urology
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▼【先天性疾患/体幹機能障害・7歳女の子】の活用事例

▼DFreeについてはこちらの記事で詳しく解説しています!














