「夜だけオムツ」いつまで続ける?夜用オムツの卒業目安と外し方について解説

「夜だけオムツ」いつまで続ける?夜用オムツの卒業目安と外し方について解説

日中のオムツは外れたけれど、まだ夜だけオムツをしている

日中のトイトレが完了したら、次に気になるのは「夜用オムツをいつ外そうか」と言うことですよね。

この記事では、夜用オムツの卒業の目安オムツ外しに必要な要素、また、家庭でできるサポートについて紹介します

筆者の子どもも、まさに現在進行形で夜間のオムツ外しにチャレンジしています!体験談も交えて解説しますので、ぜひ役立てていただけたら嬉しいです。

目次

夜だけオムツはいつまで続けて良い?

一般的に夜用オムツが外せるようになるのは、日中のオムツが外れてからです。実際、日中のオムツが外れても、夜はまだオムツをつけて寝ている、という子もたくさんいます。

夜用オムツが外れる平均年齢

オムツを履いた赤ちゃんの横に紙オムツの山が並んでいる。

ユニ・チャームの調査によると、夜のオムツが外れた時期は「3歳ごろ」と答えた人が最も多く、次いで「4歳ごろ」が多い結果でした。全体のおよそ54%の子どもが3歳〜4歳ごろに夜用オムツを卒業しています。

参考:夜のオムツはずれについて|ムーニー

しかし、これはあくまで平均年齢です。この調査でも2歳以下〜6歳頃までと回答には幅があり、個人差が大きいことがうかがえます。

ライター上野

筆者の子どもも4歳で夜用のオムツ外しに挑戦中です!

寝ている間のおもらしには身体的な発達が大きく関わっているため、子どもが自分の意志でコントロールすることは難しいのです。

▼夜のオムツ外れが遅い子の特徴はこちらで解説

夜用オムツの卒業に必要な身体の発達

寝ている間のおもらしがなくなるには、以下の要素が必要です。

膀胱の発達

成長に伴って膀胱が発達してくると、よりたくさんの量のおしっこを膀胱に貯めておけるようになります。たくさんの量のおしっこをためることができるので、寝ている間もおもらししにくくなります。

抗利尿ホルモンの分泌

夜寝ている間には、抗利尿ホルモンというホルモンが分泌されます。抗利尿ホルモンとは、おしっこの量を減らして体の水分を守る働きをするホルモンです。

成長と共にホルモン分泌のバランスが整い、夜に抗利尿ホルモンがしっかり分泌されるようになると、夜間のおしっこの量が減り、おもらししにくくなります。

神経系の発達

神経系が発達することで、膀胱と脳がうまく連携するようになります。すると、膀胱におしっこが溜まると漏れる前に目を覚ましてトイレに行けるようになります。

横になって眠っている幼児の顔のアップ

これらの身体の発達は個人差が大きいものの、概ね5歳までに大人と同じ程度まで発達します。5歳を過ぎても頻繁に夜のおもらしが見られる場合は「夜尿症」の可能性があるので、小児科や泌尿器科への相談を視野に入れてもいいでしょう。

▼夜尿症について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

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夜用オムツを卒業する目安

身体の仕組みについてはわかったけど、具体的にいつ頃から夜用オムツを卒業できるの?

トイトレ博士

夜用オムツを卒業できる目安は、以下の通りじゃよ

  • 朝までオムツが濡れていない日が増えてきた
  • 昼間のおしっこ間隔が安定してきている
  • 生活リズム(就寝・起床)が整っている
  • 子ども自身が「パンツで寝たい」と言い出した

もちろん、すべての条件がそろっていなくても大丈夫です。あくまで参考としてとらえ、子どもの発達や気持ちに合わせて見極めていきましょう

ライター上野

筆者の家庭では、朝までオムツが濡れていない日が増えたことに加え、子ども自身が「お兄ちゃんパンツで寝る」と言ったのが始まりでした。本人がやる気になるとスムーズに進むので、焦らず待つのもありだと思います。

夜用オムツの外し方

色とりどりの布おむつがかごにきれいに並んでいる

夜用オムツは「一度に完全に外さなければならない」というものではありません。もちろん、時にはおもらしすることもあるでしょう。失敗と成功を繰り返しながら徐々に外れていくのが自然な流れです。

最初は週末だけパンツにしてみる、旅行や外泊時はオムツを使うなど、家庭の状況に合わせて柔軟に取り組むのがおすすめです。

ライター上野

筆者の子どもも、たまにおもらしすることもあります。また「今日は紙パンツがいい」という日も稀にあるので、そのような時は気持ちを尊重してオムツで寝ています。

家庭でできるサポート

夜用オムツの卒業に向けて、次のような工夫も役立ちます

夕食後の水分は控えめに:極端に制限する必要はありませんが、就寝直前の多量の水分は避けましょう。

寝る前にトイレに行く:膀胱を空っぽにして寝ることで、夜中におもらししにくくなります。

おねしょ対策グッズの活用

おねしょが心配なときの対策として、夜用パッドの他、おねしょシーツおねしょケットなど吸水性の高い寝具を利用すると安心です。もしおもらししてしまったとしても、布団の片付けがぐっと楽になります。

それぞれ商品例をご紹介します。

おねしょパッド

▼おねしょズボン

▼おねしょケット

▼防水シーツ

夜用オムツの卒業は焦らず成長を待ちながら

夜間のオムツ外しは、日中のトイトレよりも個人差が大きいのが特徴です。平均年齢や周りの様子が気になるかもしれませんが、あくまで子どもの身体の発達と気持ちに合わせることが一番大切です。

「まだ夜はオムツが必要なんだな」と受け止め、焦らず見守りながら少しずつ進めていきましょう。

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この記事を書いた人

慢性期病棟での勤務を通じて、排泄ケアや自己導尿の指導などに関わってきました。医療的ケア児である長男の排泄ケアを行いながら、4歳のきょうだいのトイトレにも奮闘中!

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