【保育士が解説】トイトレにご褒美は使っていい?逆効果にならない考え方とやめどきの目安

【保育士が解説】トイレにご褒美は使っていい?逆効果にならない考え方とやめどきの目安
【保育士が解説】トイレにご褒美は使っていい?逆効果にならない考え方とやめどきの目安

トイトレを始めてみたものの、子どもがなかなかトイレに行きたがらず、「ついご褒美に頼ってしまう」という状況になっていませんか。最初は軽い気持ちで使い始めたものの、「このまま続けて大丈夫なのか」「やめどきが分からない」と不安になる人も多いでしょう。

トイトレのご褒美は、使い方を間違えなければ必ずしも悪いものではありません。一方で、目的やタイミングを誤ると、かえってトイトレが進みにくくなることもあります。

この記事では、保育士の筆者がトイトレにおけるご褒美の基本的な考え方を整理し、ご褒美の注意したい使い方ややめどきの目安までを紹介します

目次

トイトレにご褒美は使ってもOK!

トイトレにご褒美を使っていい?子どもを甘やかしてる?

ライター アリサ

結論から言うと、トイトレにご褒美を使うこと自体は問題ありません!

特に、自発的に行動する力がまだ育ちきっていない段階では、大人の声かけだけでトイレに向かうのが難しい子も多くいます。ご褒美を使うことでトイレに行けるのであれば、うまく活用しながらトイトレを進めて問題ありません。

ここで大切なのは、ご褒美を「親に従わせるための道具」として使わないことです。「泣かずにトイレに行ってほしいから」「その気にさせるのが大変だから」という理由でご褒美を使うのではなく、あくまで「トイレに行くきっかけ」として位置づける必要があります。

トイレそのものに強い不安や恐怖がある場合や、失敗が続いて自信をなくしている場合、座ること自体を拒否している場合などでは、ご褒美を活用してトイレに行くきっかけづくりをしてあげましょう。

また、声かけだけではトイレに行くことができず、トイトレの時間そのものがストレスになっている場合でも、一時的な補助として役立つでしょう。

「ご褒美=甘やかし」と単純に判断するのではなく、「今の子どもにとって必要な支えかどうか」という視点で考えることが重要です

どんなご褒美が効果的?

トイトレのご褒美としてよく使われるものに、「シール」「おもちゃ」「おやつ」があります。それぞれに特徴があり、向き不向きも異なります。

シール

色とりどりのシールが並んだシートに、子どもの手がシールを貼ろうとしている様子。トイトレやできたことへのごほうびとして使われる場面をイメージできる画像です。

シールは、ご褒美の中でも比較的取り入れやすく、負担が少ない方法です。貼ることで「できた経験」が目に見える形で残るため、子ども自身が振り返りやすくなります

ただし、ご褒美をあげる基準を「出た・出ない」だけに結びつけると、失敗したときの落ちこみが大きくなりやすいため注意が必要です。

「トイレに行こうとした」「座れた」「声かけに応じられた」など、途中の行動も評価対象に含めることで、挑戦する気持ちを支えやすくなります。

ライター アリサ

キャラクターのシールや種類が多すぎるシールは、集めること自体が目的になりやすいため、特別感を持たせすぎない工夫をするのがおすすめです。

おもちゃ

おもちゃは一時的な効果が出やすい反面、日常的なご褒美としては慎重に考える必要があります。トイレに行く理由が「おもちゃがもらえるから」になってしまうと、「尿意を感じてトイレに行く」ことを目指すトイトレからは離れてしまうからです。

また、ご褒美の影響が大きくなりすぎると、やめどきが見えにくくなり、親の負担や迷いにつながることもあります。使う場合は、毎回ではなく「トイレに行くこと自体を激しく嫌がっている」「トイレに行ってもすぐに便座から降りようとする」など、トイトレが行き詰まっているときに限定するなどの工夫が必要です

おやつ

クッキーやブラウニーなど、さまざまな種類の焼き菓子が並べられている写真。

おやつは即効性がある反面、扱いが最も難しいご褒美です。トイレと食べ物が強く結びつくと、ご褒美がない状況での拒否感が強まりやすくなります。

また、食事や間食との区別が曖昧になり、生活リズム全体に影響するケースも見られます。どうしても使う場合は習慣化せず、一時的な対応に留めましょう。

【逆効果にしないために】ご褒美を使う時に注意したいポイント

ご褒美は、使い方によってトイトレを前に進める助けにも、難しさを生む要因にもなります。

逆効果を防ぐためには、「何のために使うのか」「結果的にどうなってほしいのか」を大人が整理しておくことが大切です

ここでは、ご褒美を使う際に注意したいポイントを確認します。

ご褒美の基準を「出た・出ない」だけに結びつけない

トイトレでは、トイレでの排泄が成功したかどうかだけに注目しがちですが、それだけを基準にすると、失敗したときの落ちこみが大きくなりやすくなります。

「トイレで出た」だけでなくトイレに座れた、声をかけたら来られた、トイレに行こうとしたなど、小さな成長にも目を向けましょう

ライター アリサ

結果ではなく過程を認めるご褒美にすることで「うまくできたかどうか」に左右されにくくなり、トイレに向かう経験を積み重ねやすくなります。

ご褒美は軽く、変動しないものにする

ご褒美は、特別感が強すぎないものを選ぶことが基本です。

高価なものやその都度内容が変わるものは期待が膨らみやすく、「もっと欲しい」「次は何?」と次第に依存したり、エスカレートしたりすることがあります。

シールやスタンプ、言葉がけやハグなど、日常の延長で完結するご褒美に固定しておくことで、ご褒美が主役になりすぎるのを防げます

ご褒美と声かけは必ずセットで使う

ご褒美を渡すだけで終わらせず、必ずポジティブな言葉がけも添えることが大切です。

物だけに頼らず、言葉と組み合わせて使うことで、最終的に声かけだけへと移行しやすくなります。ご褒美は、その準備段階として活用しましょう。

ライター アリサ

褒めるときは「トイレに座れてかっこよかったね!お兄さんみたい!」「自分からトイレに行けるの?すごいね!」などと具体的に伝えることで、行動そのものが認められた満足感を感じられます。

ご褒美を目的にしない

トイレが「ご褒美を得る場所」として固定化すると、ご褒美がない日には強く拒否したり、トイレそのものを避けたりするようになり、トイトレが進みにくくなります。

トイレに行く目的がご褒美をもらうことではなく、あくまで行動のきっかけとして使えているかどうかを、定期的に振り返りましょう

失敗したときのプレッシャーを与えない

ご褒美を用意していると「成功させたい」という気持ちが強まり、失敗したときに親ががっかりしたりイライラしたりしやすくなります。叱るつもりがなくても、「なんでできないの?」という空気が伝わると、子どもはトイレに苦手意識を持ちやすくなります

失敗はトイトレの自然な過程の1つだと捉え、結果よりも経験を積めたことに目を向ける姿勢が大切です。

トイトレのご褒美のやめどきの目安

明るい室内で、頬杖をつきながら物思いにふける女性の様子。子育てや日常の悩みを抱えて考え込んでいるような雰囲気が伝わる写真です

トイトレを進める中で悩むのが「ご褒美のやめどき」です。以下のような姿が見られたら、少しずつご褒美を減らすことを検討してみましょう。

  • 声をかけなくても自分からトイレに行く日が少しずつ増えてきた
  • ご褒美を忘れてしまっても、大きな拒否や混乱が起きない
  • 成功と失敗の波が小さくなり、親も毎回一喜一憂しなくなってきた
  • 「ご褒美ある?」と確認しなくなり、行動が自然になってきた

また、ご褒美をやめるときは、以下のような点に注意しながら進めるとスムーズに進みます。

ご褒美をやめるときに気を付けたいこと

ご褒美をやめる場面では、「やめること」自体が目的にならないよう注意が必要です。子どもの不安を最小限にしながら、自然にフェードアウトしていきましょう。

いきなりゼロにしない

ご褒美は、ある日突然なくすよりも、段階的に減らしていくほうがスムーズです。毎回渡していたものを2回に1回にし、さらに時々にするなど、回数を少しずつ減らしていくと、子どもも変化を受け入れやすくなります。

また、お菓子からシール、シールからポジティブな言葉がけのみへと、内容を軽くしていく方法も有効です。「なくなった」という印象を与えにくく、自然にご褒美を減らせます。

「できた」から「やろうとした」への評価に切り替える

ご褒美を減らすタイミングでは、「できたこと」の評価の軸を見直すことも重要です。トイレで出たかどうかではなく、トイレに行こうとした、座れたといった行動そのものに目を向けることで、結果に左右されにくくなります。

過程を認める声かけに切り替えて失敗への恐怖を和らげつつ、挑戦する気持ちを応援しましょう

やめた直後に後戻りしても失敗ではない

ご褒美を減らしたあとに一時的に拒否が強くなったり、うまくいかなくなったりすることもあります。これは珍しいことではなく、環境の変化に対する自然な反応です。

その場合は、再び軽いご褒美を使用して様子を見るなど、柔軟に調整して問題ありません

ライター アリサ

後戻りがあったからといって、やり方が間違っているとは限りません。状況に合わせて対応する姿勢が大切です。

トイトレはご褒美をうまく活用しよう!

トイトレにご褒美は使ってもよいものですが、あくまで一時的なサポートとして考えることが大切です。逆効果になるかどうかは、ご褒美の重さと使い方によって決まります。

ご褒美を目的とせず、行動のきっかけとして活用し、習慣が整ってきたら自然にフェードアウトしていく。効果的な使い方で、親子ともに負担が少ない楽しいトイトレをしていけるといいですね。

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【保育士が解説】トイレにご褒美は使っていい?逆効果にならない考え方とやめどきの目安

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この記事を書いた人

保育士として0~5歳児の子どもたちと関わってきました。また、2児の母として実際に子どものトイトレに向き合った経験をふまえ、保育現場と家庭の両方の視点から、子どもの発達や気持ちに寄り添った内容を執筆しています。

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