
トイトレはいきなり普通のパンツで始めていいの?



失敗したときの後始末が心配
子どものトイトレを始める際、トレーニングパンツを買うべきか普通のパンツで進めた方が早いのか、迷ってしまう方もいらっしゃいますよね。
この記事では、普通のパンツとトレーニングパンツのそれぞれの特徴や、無理なく進めるための選択肢について解説します。「どちらを選べばいいかわからない」と悩んでいる方は、ぜひお読みください。
いきなり普通のパンツでトイトレを始めてもいい?


結論から言うと、トイトレは普通のパンツ(布パンツ)で始めても問題ありません。ただし、自分の子どもに適しているか考慮する必要があります。
普通のパンツは吸収力がないため、失敗すると床や家具が汚れてしまい、保護者の負担が大きくなります。一方で、濡れた感覚をすぐに実感できるため、子どものトイレへの意識が高まりやすいのがメリットです。
大切なのは、子どもの発達段階や家庭の状況に合わせた、無理のない選択です。トレーニングパンツを使ったり普通のパンツと併用したりなど、柔軟に考えていくのがよいでしょう。
トイトレで普通のパンツを使うメリットとデメリットは?


普通のパンツを使ってトイトレを進める場合、それぞれメリットとデメリットがあります。まずはその特徴を理解しておくと、ご家庭に合った方法を選びやすくなります。
普通のパンツを使うメリット
普通のパンツを使うメリットの一つは、子ども自身が「濡れた」という感覚をすぐに実感できる点です。オムツやトレーニングパンツと比較して吸収力が低いため、失敗するとすぐに不快感を覚えます。この不快感が「次はトイレでしたい」という動機づけにつながりやすいのです。
また、普通のパンツは価格も手頃で、洗い替えを多めに用意しやすい経済的なメリットもあります。キャラクターものなど子どもが気に入るデザインも豊富なので「お気に入りのパンツを履きたい」という気持ちから、トイトレへの意欲を高める効果も期待できるでしょう。
普通のパンツを使うデメリット
一方で、失敗した場合の後始末が大変というデメリットは無視できません。床や家具、車のシートなどが汚れてしまうと、掃除や洗濯の負担が一気に増えてしまいます。
特に外出先での失敗は、保護者にとって大きなストレスになりがちです。また、保護者の負担が大きいぶん、連続して失敗が続くと保護者がイライラして叱ってしまったり、子ども自身が自信を失ってしまったりしやすくなります。
その結果、トイトレそのものがつらい経験になってしまうリスクもあるため、注意が必要です。
トイトレを普通のパンツで無理なく進めるためのポイント


トイトレを普通のパンツで無理なく進めるには、以下のポイントを抑えておくとよいでしょう。
- 子どもなりのペースがあると理解する
- 失敗を責めず「次はトイレでできるといいね」と声をかける
- 「家では普通のパンツ、外出時はトレーニングパンツやオムツを併用する」と柔軟に使い分ける
- 防水シートやおねしょシーツを活用する



車での移動が多い場合は、チャイルドシートに防水カバーをつけておくのもおすすめじゃ
トイトレは「何を使うか」よりも「どう進めるか」が重要です。子どもの発達には個人差があります。わが子のペースを尊重することが、結果的にスムーズなトイトレにつながります。
▼パンツの上にオムツを重ねるメリットとデメリットはこちらの記事からご覧いただけます


トイトレにはトレーニングパンツを使うという選択肢もある


普通のパンツでのトイトレに不安を感じる場合、トレーニングパンツを活用する方法もあります。ここではトレーニングパンツの特徴と、どんな場面で役立つのかをご紹介します。
トレーニングパンツとは?
トレーニングパンツ(トレパン)とは、オムツから普通のパンツへと段階的に移っていく際に活用する”練習用のパンツ”を指します。
普通のパンツよりも股の部分が厚手になっており、おしっこをした際の濡れた感覚は子どもに伝わりながらも、一定程度は漏れを抑えられる仕組みです。排泄時の不快感を実感しやすいため、子どもがトイレへの意識を持ちやすくなる点が特徴といえます。
トイトレを始めたばかりの時期や、外出時など失敗が心配な場面で使われることが多いアイテムです。
トレ-ニングパンツを使うメリット
前述したとおり、トレパンのよいところは、ある程度の「濡れた感覚」は残しながらも大きな失敗を防げる点です。子どもは不快感を感じるため「次はトイレで」という意識を持ちやすく、同時に保護者の負担も軽減できます。
外出時や夜間など、失敗が心配な場面でも安心して使いやすいため「ここぞというときはトレパン」という使い分けもできます。
普通のパンツへ移行する前の段階として、子どもの自信を育てながら無理なく進められる選択肢といえるでしょう。
トレ-ニングパンツを使うデメリット
一方で、トレパンは普通のパンツに比べると価格が高めで、洗濯後の乾きも普通のパンツよりも遅い側面があります。また、吸収力があるぶん、子どもによっては「濡れても大丈夫」と感じてしまい、トイレに行く意欲が弱まる場合もあります。
短期間しか使わない可能性を考えると「わざわざ購入するのがもったいない」と感じる保護者もいるかもしれません。しかし、失敗時の負担軽減という点では大きなメリットがあるため、家庭の状況に応じて判断するのがおすすめです。
トレ-ニングパンツから普通のパンツへの切り替え時期の目安は?



トレパンを使っているけど、いつ普通のパンツに切り替えるべき?
そう悩む保護者もいらっしゃるかもしれません。
たとえば、子どもが「おしっこ出そう」と自分から教えてくれたり、トイレに行きたがったりする様子が見られるようになったら、普通のパンツへの切り替えを検討するタイミングです。
子ども自身の主体性が育っている証拠のため、この時期に普通のパンツに移行すると、スムーズに進むケースが多く見られます。
ただし、これらはあくまで目安で、すべての子どもに当てはまるわけではないものです。発達のペースは一人ひとり異なるため、無理に切り替えを急ぐ必要はありません。
子どもの様子を見ながら「今日は普通のパンツで過ごしてみようか」と提案してみてうまくいけば継続し、難しければトレーニングパンツに戻すなど、柔軟な対応が大切です。
焦らず子どものペースを尊重するのが大切なんだね
トイトレは普通のパンツとトレーニングパンツを状況に応じて使い分けよう
トイトレで普通のパンツを使うかトレパンを使うかは、それぞれのメリットとデメリットを考慮する必要があります。大切なのは、子どもの発達段階や家庭の状況に応じた選択です。
普通のパンツは濡れた感覚を実感しやすく、トイレへの意欲を高める効果が期待できます。一方、トレパンは失敗時の負担を軽減しながら、徐々にステップアップできる選択肢です。
「普通のパンツの方が早く進む」と聞いても、焦る必要はありません。トイトレは、保護者にとっても子どもにとっても大きなチャレンジです。完璧を目指さず、失敗を受け入れながら、我が子に合った方法を見つけていきましょう。
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