トイレトレーニング(トイトレ)を始めてみたものの、子どもがトイレを嫌がって思うようにトイトレが進まないと悩んでいませんか。
順調に進んでいる家庭と比べてしまい、気持ちが焦ってしまうこともあるでしょう。
そこでこの記事では、保育士の筆者がトイトレが楽しくなるグッズの種類や役割、子どもの気持ちに合った選び方と無理のない使い方を解説します。
トイトレが楽しくなるグッズで何が変わる?
トイトレが楽しくなるグッズは、トイトレに伴う負担やストレスを和らげる道具として大きな役割を果たします。
トイトレグッズを使用することで、子どものトイレに対する恐怖心や面倒くささを減らし「やってみようかな」と思うきっかけをつくることができます。
子どもの行動が変わると、親の声かけや気持ちの負担の軽減にも繋がります。「急がせなければ」「成功させなければ」という気持ちから少し距離を置けるようになり、結果的にトイトレが進みやすくなることも。
また、うまくいかない日があっても、「子どもができない」のではなく、「環境が合っていない」と切り分けて考えやすくなる点も、グッズを取り入れる利点の一つです。
トイトレが楽しくなるグッズを効果別にご紹介
ここからは、トイトレが楽しくなるグッズを効果別に紹介します。子どもの性格やつまずきに合ったグッズを選び、トイトレを「無理なく続けられるもの」に変えていきましょう。
【トイレに興味を持つ】トイレを身近に感じるアイテム
絵本・動画
絵本や動画は、トイレに入るところから、ズボンを下ろす、座る、出す、流す、手を洗うまでの一連の流れを、視覚的に伝えられる点が特徴です。
子どもにとっては、言葉だけでは全ての手順を理解するのは難しいもの。耳からの情報だけでなく「見て分かる」形になることで理解しやすくなります。
トイレの流れを理解し、次に何が起こるのかが分かると「分からないことへの不安」が減り、トイレに対する抵抗感が和らぐことがあります。初めてのことが苦手な子どもほど、事前にイメージを持てるかどうかが重要です。
トイレに行く直前に読む、動画を一緒に見るなど、準備の一環として取り入れてみましょう。
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▼トイトレの絵本の効果やおすすめ絵本についてはこちらの記事でも紹介しています


【怖さ・不安をやわらげる】トイレを安心できる場所に変えるアイテム
補助便座
補助便座を使うことで、子どものトイレ姿勢を安定させ、安心して座りやすくなります。子どもにとっては、身体がぐらつかないだけでも「落ちそう」「怖い」といった感覚が軽減されるのです。
ズボンを完全に脱がずに座れるタイプなら、トイトレが進んだあとも長く使えます。キャラクター付きの補助便座は、座るきっかけ作りになる一方で、好みが分かれる点も意識しておきたいところです。
折りたたみ式や持ち運びできるタイプは、外出先でも使いやすいという利点があります。便座の冷たさを嫌がる場合は、ひやっとしにくい素材を選びましょう。
踏み台
踏み台は、子どもがトイレに座った時に足がしっかりつくことで安心感が増し、体に力を入れやすくなる点が特徴です。姿勢が安定すると排便がスムーズになりやすく、結果としてトイレそのものへの苦手意識が和らぐこともあります。
また、足がぶらぶらしないので「怖い」といった感覚を減らせます。補助便座とセットで使うことで、座ることへの抵抗が軽くなるでしょう。
失敗が多い時期は、拭きやすく掃除しやすい素材を選ぶと親の負担も軽くなります。木製の踏み台は見た目がよい反面、汚れた際の手入れが大変になる点がデメリットです。
補助便座と一体型のもののほか、高さを調節できるタイプもあるので、子どもの状況や自宅トイレの広さに応じて選びましょう。
ポスターや飾り
ポスターやウォールステッカーを使って、トイレの雰囲気を変える方法もあります。無機質になりがちな空間に色やイラストが加わるだけで、トイレを身近に感じやすくなります。
トイレに入ること自体を嫌がる子どもや、補助便座に座ってもすぐに降りてしまう子どもに適した方法です。
トイレが怖い場所、楽しくない場所というイメージを持っている場合は、環境を変えることが最初の一歩になることもあります。
【やる気を引き出す】できた! を積み重ねるアイテム
ごほうびシール・トイトレ表
ごほうびシールやトイトレ表は、トイトレの最初の動機づけとして使われることが多いアイテムです。トイレに行けた、座れたといった行動を目に見える形で残せるため、「できた」という感覚を実感しやすくなります。
市販品を使えば手軽に始められる一方、長く使うとなると費用がかさむ場合もあります。子どもの好みに合わせて自作したり、SNSで紹介されているアイデアを参考にしたりする方法もおすすめです。
▼さらに詳しいシール台紙の作り方や選び方はこちらの記事で解説しています


【挑戦しやすくなる】自分でやってみたい気持ちを支えるアイテム
パンツ・トレーニングパンツ
パンツやトレーニングパンツは、「失敗しないための道具」ではなく「失敗を通して気づくための道具」です。パンツが濡れる感覚を経験することで、「今、出た」「気持ち悪い」と自分で気づきやすくなります。
布タイプから使い捨ての紙タイプまで、さまざまな種類があります。
どのタイプを選ぶにしても、親の都合だけで急に切り替えるのは避けたいところです。子どもの様子を見ながら、「今なら挑戦できそうか」を基準に進めると、抵抗が少なくなります。
▼トレーニングパンツの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています


グッズを使ってもうまくいかない原因
トイトレが楽しくなるグッズを取り入れても、思ったようにトイトレが進まないこともあります。
その場合「グッズが合っていない」「使い方が今の状況に合っていない」など、環境や関わり方に原因があるのかもしれません。
ここでは、トイトレグッズを使っても効果を感じにくいときに考えたいポイントを整理します。
グッズに頼りすぎてしまう
前提として、グッズを取り入れれば必ずトイトレがうまくいくわけではありません。
効果的にグッズを活用するには、まずは「何が嫌なのか」「どこまでならできそうか」を、子どもの様子や言葉から探ることが大切です。
また、子どもにとっての声かけや安心づくりはトイトレの基盤です。日頃から、挑戦しようとしたことを認める声かけや、スキンシップを取り入れましょう。「安心」とセットで使うことで、グッズの効果が活きやすくなります。
グッズが子どもに合っていない
トイトレが進まない原因として多いのが、グッズ自体が子どもに合っていないケースです。
便座や踏み台の高さが合っているかや、座った姿勢に安定感があるか、便座が冷たく無いかなど、子どもの表情や反応を見ながら細かく確認しましょう。また、子どもによっては、キャラクターの顔や音が不安に感じられる場合もあります。
数日試しても嫌がり方が変わらない場合は、別のタイプに変えるか、一度グッズを外して様子を見る判断も必要です。
親の期待が先行している
「せっかく買ったのだから成功してほしい」という親の気持ちは自然なものです。ただ、その期待が先に立つと、うまくいかなかったときに無意識に残念そうな反応をしてしまうことがあります。
子どもは親の表情や声のトーンなど些細な変化も感じ取っているもの。親の焦りを感じ取ることで、子どもにとってトイトレ自体がプレッシャーになりやすくなります。



「このグッズを使いこなすこと」ではなく「トイレに少し慣れること」を意識するとよいでしょう。
トイトレが楽しくなるグッズは「きっかけ作り」の道具
トイトレグッズは、トイレでの排泄を成功させるためのものではなく、トイトレに取り組みやすくするための道具です。
子どもそれぞれに合う・合わないがあるのは自然なこと。子どものペースを最優先に考えましょう。必要があります。
トイトレグッズをうまく活用しながら、子どものペースに合わせて焦らず進めていけるといいですね。
▼そのほかトイトレにおすすめのグッズはこちら


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