「トイトレはおしっこから始めるもの」と思っていませんか?実は、子どものタイプやタイミングによっては、うんちからの方がスムーズに進むケースも多いんです。
その最大の理由は、うんちの方が「出る前のサイン」がはっきりしていて、親がトイレに誘うタイミングを掴みやすいから。
この記事では、なぜうんちの方がトイトレのきっかけになりやすいのか、その理由と、サインを見極めて成功体験に繋げるための具体的なステップを解説します。
なぜ「うんち」はトイレへ誘導しやすいの?親が気づける3つの理由

うんちは、おしっこに比べて身体の変化が分かりやすく、タイミングをつかみやすいと言われています。まずは、親が気づきやすい代表的な理由を確認していきます。
1.おしっこよりも排泄のサインがはっきり現れる
おしっこは遊びながらでも無意識に出てしまうことがあり、事前の変化に気づきにくいことがあります。一方、うんちは身体に力を入れる必要があるため、子どもなりの分かりやすいサインが出るのが特徴です。
例えば、急に動きが止まる、顔が赤くなる、部屋の隅やカーテンの後ろに隠れる、踏ん張るような姿勢になる、といった様子が見られることがあります。こうした変化に気づければ、「今なら間に合うかもしれない」というタイミングで声をかけやすくなります。
空振りが少ないことは、親にとっても子どもにとっても負担を減らし、トイトレを前向きに続ける助けになります。
2.1日の回数が少なく全集中でサポートできる
おしっこは回数が多く、毎回トイレへ誘うのは大変です。うまくいかない場面が続くと、親も子どもも疲れてしまいます。
うんちは1日に数回程度のことが多いため、「今日のこの1回だけしっかり見てみよう」と気持ちを切り替えやすくなります。狙う回数が少ない分、落ち着いて向き合うことができ、成功したときの喜びも共有しやすくなります。この「できた」という経験は、子どもにとって大きな自信につながります。
3.子ども自身が「出そう」という感覚を自覚しやすい
うんちは、お腹が張る感覚や出そうな違和感を子ども自身が感じ取りやすいため「出そう」と感じることと、「トイレへ行く」という行動を結びつけやすくなります。
自分の身体の変化に気づき、それに合わせて行動する経験は、トイトレを進めるうえで大切な土台になります。
トイトレ博士うんちはおしっこよりも「溜まった感覚」が強いんじゃ。だから、子ども自身も「あ、くるぞ!」って分かりやすいんじゃよ
「誘導しやすい」と「すぐできる」は別物!よくある2つの壁


うんちはサインが分かりやすい反面、トイレで出すことに慣れるまでに戸惑う子どももいます。誘導できたのに出ない場合は、次のような壁がないかを確認してみましょう。
1.便座に座ると踏ん張りにくいという物理的な壁
オムツのときは、立ったりしゃがんだり、自分が力を入れやすい姿勢で排泄できます。しかし便座では足が浮いてしまい、腹筋に力を入れにくくなります。
トイレに座っても出ない場合は、足元に踏み台を置き、足がしっかりつく姿勢を作ってみるのがおすすめです。膝が少し上がり、前かがみになる姿勢をとると、力を入れやすくなります。中には、姿勢が変わるだけで、スムーズに出るようになる子どももいます。
2.「出すのが怖い」という心理的な壁
うんちは、おしっこと違ってお腹に力を入れる感覚が強く、身体の中から何かが出てくるという変化をはっきり感じるため、その感覚に戸惑い、怖さにつながることがあります。
また、便器の中にうんちが落ちたときの「ぽちゃん」という音や水がはねる様子に驚いてしまう子どももいます。突然の音やしぶきにびっくりし、「トイレで出すのは怖い」という気持ちが強まってしまうこともあるでしょう。
この場合は、無理にトイレで排泄させようとせず、まずはトイレの空間に慣れることを目標にします。座るだけ、トイレに入るだけでも十分なステップです。
焦らず進めることが結果的に近道になります。
成功体験に導く!トイレ誘導の3ステップ


トイレでの排泄を成功に導くには、タイミングと声かけの仕方が大切。そこで、家庭で取り入れやすいトイレ誘導の流れを具体的に紹介します。
【ステップ1】わが子特有のサインを特定する
まずは数日間、子どもがどのタイミングでうんちをしているかを観察しましょう。時間帯、直前の行動、表情の変化などを見ていくと、子どもなりのパターンが見えてきます。
たとえば、食後しばらくしてから隠れる、急に静かになる、おならが増えるなど、小さな変化がヒントになります。



この観察が、トイレへ誘導する成功率を大きく上げるんじゃ。
【ステップ2】サインが出たら「短く、優しく」誘う
子どもの排泄サインを見つけたら、「うんち出そうかな?トイレ行ってみる?」と、短い言葉で声をかけます。
遊びを強く止めたり急かしたりすると、トイレへの抵抗感が生まれることがあります。強制はせず、あくまで提案する形で声をかけることが大切です。
この段階でのゴールはトイレに行ってみること。誘いに応じてトイレへ行けること自体が大きな一歩です。



まずはトイレの中でオムツに出す、からスタートでもいいんじゃ
【ステップ3】トイレに座ってみる
トイレに慣れたら、便座に座って踏ん張ってみましょう。実際に出なくても、座れたことが大切です。
いざトイレに座ってもうんちが出ないことはよくあります。そのときに残念そうな反応をすると、子どもは失敗したと感じてしまいます。
「トイレに来られたね」「座れたね」と行動そのものを認めることで、トイレは安心できる場所だと感じられるようになるもの。「出た」だけではなく、「やってみた」経験から、成功体験を積み重ねていきましょう。



一番大事なのは、サインが出たときにトイレに間に合うことじゃなく、「出そうだからトイレに行く」という流れを覚えること。出なくても座れたら、花丸をあげるんじゃ
トイトレはうんちから始めてもOK
トイトレは、必ずしもおしっこから始める必要はなく、子どもの様子に合わせて、取り組みやすい方から始めて問題ありません。
うんちは出る前のサインが分かりやすく、親子で成功体験を作りやすいのが特徴です。「出そうだからトイレへ行く」という流れを経験できれば、その後のおしっこのトイトレも進みやすくなります。
うんちのトイトレは、子どものサインをキャッチする親の「観察力」が大切!まずは気楽に、子どものサインを探すところからやってみよう
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横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること
- 言葉で伝えられない子への具体的なアプローチ
- 今日からできる排せつ支援の工夫
- トイトレを始めるタイミングの見極め方
- 焦らず進めるための考え方 など
“その子に合わせた進め方”を、排泄支援の専門家が解説します。
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