障がい児のトイレでのオムツ交換はどうする?使える設備や外出時の工夫

障がい児のトイレでのオムツ交換はどうする?使える設備や外出時の工夫
障がい児のトイレでのオムツ交換はどうする?使える設備や外出時の工夫

障がい児育児で困りがちなことの一つが「外出時のトイレ問題」です。特に体が大きくなってくるにつれ、外出先でのオムツ交換が難しくなり、出かけるのがおっくうになることも。

赤ちゃん用のオムツ台が小さくなってきた

バギーが場所を取ってトイレに入りづらい

オムツが漏れたときの着替えや後片付けが大変…

筆者も子どもが3歳になった頃から、まさにこうした悩みに直面しました。

そこでこの記事では、障がい児がトイレでオムツ交換をするときに使える設備や工夫できるポイントなどを紹介します。

トイレくん

外出時のオムツ交換で悩んでいる方はぜひ参考にしてね

目次

障がい児がトイレでオムツ交換をするときに抱えがちな悩み

障がいのある子どもと外出する中で、トイレでのオムツ交換に不便さを感じた経験がある保護者は多いのではないでしょうか。特に成長に伴い、次のような悩みが出てきやすくなります。

車椅子やバギーでトイレに入りづらい

一般的なトイレは通路や個室が狭く、車椅子やバギーでは出入りが難しい場合があります。小さいうちはベビーカーで対応できていても、成長して車椅子やバギーを使用するようになると、同じトイレが使えなくなることも少なくありません。

赤ちゃん用のオムツ交換台ではサイズが合わない

比較的どこのトイレにも備え付けてあるオムツ交換台は、体の小さいうちは利用できても、大きくなると狭くて利用が難しくなります。同様に、幼児のうちはキッズスペースが利用できても、それ以上大きくなるとキッズスペースの利用も難しくなってきます。

オムツや予備の着替えで荷物が多くなりがち

外出の際にオムツや予備の衣類など、荷物が多くなりがちなのも負担の1つです。荷物が増えることで移動の負担も大きくなり、外出自体のハードルが高く感じられることもあります。

ライター上野

筆者の息子は成長に伴い、1回のおしっこの量が増えてオムツ漏れが起こりやすくなりました。外出時の漏れを想定すると予備の衣類が欠かせません。

障がい児がトイレでオムツ交換をするときに使える設備

手すり付きの洋式トイレと洗面台が設置されたバリアフリー対応のトイレ空間の写真。広めの個室で、利用者が安全に移動・使用できるよう配慮された設備が整っている

トイレでのオムツ交換に悩んだとき、環境面での負担を軽減してくれる設備もあります。障がいのある子どものオムツ交換で活用しやすい設備には、次のようなものがあります。

多目的トイレ(バリアフリートイレ)

多目的トイレは「多機能トイレ」や「バリアフリートイレ」とも呼ばれます。

車椅子マークの表示がされており、間口の広い引き戸や、車椅子・バギーでも中で向きを変えられるスペースが確保されている点が特徴です。車椅子でも利用しやすいように手洗い場の下にもスペースがあったり、オストメイト(人工肛門)の方に対応する設備を兼ね備えていることもあります。

▼バリアフリートイレについて詳しくはこちらの記事で解説しています

また、以下のようなオムツ交換を想定した設備が設置されている場合も多いです。

オムツ交換台

乳幼児向けのオムツ交換台で、比較的多くの多目的トイレに設置されています。身体が小さいうちは問題なく使えるケースが多く、外出先でのオムツ交換に役立つ設備です。

ただし、成長とともにサイズが合わなくなるので、安全面や使い勝手の面で注意が必要です。

ユニバーサルシート(ユニバーサルベッド)

ユニバーサルシートは、大人でも利用できるサイズのオムツ交換用ベッドです。

身体の大きい障がい児でも横になれるため、介助者・本人ともに負担が少なくオムツ交換をすることができます。一方で、ユニバーサルシートは全国的にまだ設置数が少なく、利用できるトイレが限られているのが現状です。

ユニバーサルシートについてはこちらの記事で詳しく解説しています

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大きな商業施設ならベビールーム(赤ちゃん休憩室)も心強い選択肢

ショッピングモールや大型商業施設では、トイレとは別にベビールーム(赤ちゃん休憩室)が設けられていることも。トイレ内でのオムツ交換が難しい場合、こうしたスペースが心強い選択肢になることもあります。

ベビールームであれば、広めのおむつ交換スペースやカーテン付きのベッドが多く、周囲の視線を気にせず介助しやすい環境が整っています。

トイレくん

「トイレが狭くて無理…」といった場合の第二の選択肢として覚えておくと、いざという時に安心だね♪

ただし、ベビールーム(赤ちゃん休憩室)はあくまで赤ちゃん向けのスペースです。未就学児であっても、

・年齢制限がある施設もある
・混雑する時間帯がある
・ベッドのサイズに限りがある

といった点には注意が必要です。利用する際は、施設の案内やルールを確認し、配慮しながら活用しましょう。

その他の設備

施設によっては、ケアが必要な障がい児・者向けに救護室やケアルームが用意されている場合もあります。事前に施設案内を確認したり、インフォメーション窓口で相談してみると、使えるスペースが見つかるかもしれません。

トイレでのオムツ交換をもっと楽に、快適にする工夫

木目の床の上に広げられた使い捨てのおむつの写真。白色で吸収パッド部分が見え、成人用サイズの紙おむつの形状をしている

障がい児のオムツ交換に使える設備はあるものの、外出先に必ずしも十分な環境が整っているとは限りません。また、設備が利用できたとしても、「もっと楽に交換したい」「少しでも安心して介助したい」と感じる場面もあります。

ここでは、トイレでのオムツ交換をより快適に、負担を少なくするために役立つ工夫を紹介します。

設備が使えない・見つからないときの工夫

多目的トイレやベビールームが近くにない場合でも、状況に応じてできる工夫があります。

折りたたみ補助便座を使う

座位が取れる子どもであれば、補助便座を設置して椅子代わりに座らせ、そのままオムツ交換をする方法もあります。折りたたみタイプなら持ち運びやすく、外出時の選択肢が広がります。

バギー上で交換する

フルフラットになるバギーであれば、状況によってはバギー上でオムツ交換ができることもあります。安全面や周囲への配慮をしながら、無理のない方法を選びましょう。

夜用の尿とりパッドを併用する

外出時に吸収量の多い尿とりパッドを併用し、オムツの交換頻度を下げることも方法の対処法の一つです。オムツ交換が必要になった際にも、パッドのみの交換で対応できるので、オムツ全体を替えるよりも負担を減らせます。

ライター上野

オムツよりパッドの方がかさばらないので荷物の削減にもなります

設備をより快適・安心に使うための工夫

設備が利用できる場合でも、衛生面が気になることも。そんな時のために、以下のような準備をしておくと、より安心してトイレでのオムツ交換ができます。

除菌シートやトイレシートを持ち歩く

オムツ交換台やユニバーサルシートを使う前に、除菌シートで拭くだけでも安心感が高まります。使い捨てのトイレシートを併用するのも一つの方法です。

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防臭袋を持ち歩く

使用済みオムツを持ち帰る必要がある場合、防臭袋があると臭いが気になりにくく、移動中のストレスを減らせます。

防臭機能付きのポリ袋などオムツ交換に役立つグッズはこちらの記事で詳しく紹介しています

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オムツ交換の「目安」をつくって負担を減らす

外出先のオムツ交換は「今替えるべきか」「もう少し様子を見ても大丈夫か」と判断に迷う場面が少なくありません。

この迷いが続くと、必要以上にオムツ交換の回数が増えたり、気持ちに余裕がなくなったりすることも。

そんなときは、「なんとなく」ではなく、判断の目安になる情報があるだけでも気持ちが楽になります。例えば、これまでの排尿間隔をメモしてみたり、排尿パターンを観察するのも一つの方法です。

さらに、排尿のタイミングを把握する方法の一つとして、排尿予測デバイスDFree(ディフリー)を活用する選択肢もあります。

尿が溜まってきた状態や排尿後のタイミングがわかることで、「そろそろ替え時かな」という判断がしやすくなりオムツ交換の負担軽減につながります。

トイトレ博士

おしっこが出たらすぐにオムツを替えることができるんじゃ。オムツ漏れの予防にもつながりそうじゃのぅ

『外出時にDFreeが役立った!』という体験談はこちらの記事から

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障がい児のトイレでのオムツ交換の心配を減らして、お出かけを楽しもう!

障がい児のトイレでのオムツ交換は保護者のお悩みポイントの一つです。

子どもが成長してもオムツ交換に対応できる設備は、全ての施設にあるわけではありません。しかし、そのような場合でも家庭での一工夫で、負担を軽くできる場面もあります。

この記事が、外出時の不安を減らし、家族でのお出かけを楽しむヒントになれば嬉しいです。

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▼DFreeについてはこちらの記事で詳しく解説しています!

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この記事を書いた人

慢性期病棟での勤務を通じて、排泄ケアや自己導尿の指導などに関わってきました。医療的ケア児である長男の排泄ケアを行いながら、4歳のきょうだいのトイトレにも奮闘中!

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