
トイレに誘っても嫌がって座ってくれない



トイレの前で泣いて逃げてしまう
トイトレを始めたものの、子どもがトイレに座ることを嫌がってなかなか進まずに悩んでいる保護者の方もいるのではないでしょうか。周りの子どもが順調に進んでいるように見え、焦りや不安を感じることもありますよね。
この記事では、トイレに座れないときに試してほしい具体的な方法を12個ご紹介します。「このままで大丈夫かな」と悩んでいる方は、ぜひお読みください。
まずは「トイレに座れない理由を知ること」から始めよう


トイレに座れない背景には「わがまま」や「やる気がない」のではなく、子どもなりの感じ方や不安が隠れています。
たとえば、以下のような理由です。
- トイレという空間そのものが怖い
- 便器の冷たさや座ったときの感覚が苦手
- 狭くて暗い雰囲気が落ち着かない
- 遊びを中断したくない
- やっていることを続けたい
まずは「なぜ座れないのか」を観察するのが解決の第一歩です。子どもの様子をよく見て、「空間が苦手なのかな」「座る姿勢が不安定なのかな」と仮説を立てながら、次に紹介する方法を試してみてください。
子どもがトイレに座れないときに試すこと12選
ここからは、子どもがトイレに座れないときに今日からすぐに試せる具体的な方法をご紹介します。すべてを一度に試す必要はありません。子どもの様子を見ながら、できそうなものから取り入れてみてください。
1.服を着たまま座る練習をする


いきなりオムツを脱いで便器に座るのは、子どもにとってハードルが高い場合があります。まずは服を着たまま、便器や補助便座に座る練習から始めてみてください。
「座る」という行為そのものに慣れることが目的のため、排泄の成功を目指す必要はありません。「ちょっと座ってみようか」と気軽に誘い、3秒でも座れたら大成功です。慣れてきたら、徐々にオムツを脱いで座る段階へと進んでいきます。
2.トイレの中でオムツ交換をする
トイレという空間そのものに慣れていない場合、トイレの中でオムツ交換をすることで「トイレに入る」ことへの抵抗を減らせます。
最初は便器に座らなくても問題ありません。トイレの中でオムツを替えるだけでも「トイレは怖くない場所」というイメージづくりにつながります。



慣れてきたら「ついでに座ってみる?」と軽く誘ってみるとよいぞ
3.保護者がトイレを使う姿を見せる
保護者がトイレを使っている姿を見せると、子どもは「こうやって使うんだ」「怖くないんだ」と理解が深まりやすくなります。
「ママもトイレ行くよ」「パパと一緒に行ってみる?」と誘いながら、自然な形でトイレの使い方を見せてあげてください。兄弟姉妹がいる場合は、お兄ちゃんやお姉ちゃんの姿を見せるのも効果的な場合があります。
ただし、家族間のプライバシーには配慮しましょう。
4.おまるをリビングや慣れた場所に置く
最初からトイレに入ることを目指すのではなく、おまるを使用するのも効果的です。
リビングやいつも遊んでいる部屋など、子どもにとって安心できる場所なら「座ってみようかな」という気持ちも生まれやすくなります。最初はテーブルの下やソファの近くなど、保護者の目が届く範囲に設置して、徐々にトイレに近づけていくのもおすすめです。
5.トイレのドアを開けたまま使う


狭い空間や閉鎖的な雰囲気が苦手な子どもには、トイレのドアを少し開けておく、または全開にしてみる方法を試してみてください。
ドアが開いていると圧迫感が減り、保護者の姿が見えるため、安心感も得られます。プライバシーが気になる場合は、ドアの開き具合を調整したり、カーテンやパーテーションで視線を遮ったりといった工夫も組み合わせるとよいでしょう。
6.照明を調整する
トイレの照明が明るすぎる、または暗すぎるのが原因で子どもが落ち着けず、トイレに座れない場合もあります。
感覚が敏感な子どもの場合、蛍光灯の白い光が刺激になるケースもあるため、暖色系の電球に変えてみたり、照明を少し暗めに調整してみたりするのも一つの方法です。一方で暗い場所が怖い子どもには、明るめの照明やライトを追加すると安心しやすくなります。


7.補助便座や踏み台を見直す


補助便座や踏み台が身体に合っていないと不安定さに恐怖を感じてしまいます。
たとえば、便座へ座った際に足が宙に浮く、身体が傾く、座面が硬すぎるなど、大人には些細に見えても、子どもにとっては怖さを感じる原因になり得ます。
子どもの様子をみながら、以下の対応で調整してみるのが有効です。
- 踏み台を設置して足がしっかり着くようにする
- クッション性のある補助便座に変える
- 背もたれ付きの補助便座を選ぶ など
安定した姿勢で座れると、トイレへの不安が減り「また座ってみようかな」という気持ちにもつながりやすくなります。
▼おすすめの補助便座や踏み台はこちらの記事で紹介しています




8.お気に入りのものを持ち込む
子どもが安心できるお気に入りのぬいぐるみ、絵本、おもちゃなどをトイレに持ち込むと「ここは怖くない場所」という印象をつくれます。
ただし、遊びに夢中になりすぎて排泄に集中できなくなる子どももいます。その場合は、「座るときだけ持っていく」「トイレから出るときに一緒に持って帰る」とルールを決めたり、絵本なら「1ページだけ見ようね」と見通しを示したりする方法が有効です。



それでも集中できない場合は、一度何も置かない環境に変えて様子を見てみるんじゃ
9.シールや楽しい仕掛けを用意する
「トイレに行くと楽しいことがある」という体験を積み重ねると、子どもの気持ちも前向きになりやすくなります。たとえば、シール台紙を用意して「トイレに行けたらシールを貼ろう」と誘ったりトイレの壁に好きなキャラクターのポスターを貼ったり、座れたら好きな歌を歌ったりなどの工夫が効果的です。
ただし、ご褒美に頼りすぎると「シールがないと行かない」「ご褒美がもらえないなら座らない」という状態になるケースもあります。そうなると、後から少しずつご褒美を減らしていく工夫が必要になるため、あくまで「きっかけ」として活用するとよいでしょう。
10.トイレに誘う人を変えてみる


いつも同じ保護者がトイレに誘っていると、子どもが「またか」と身構えてしまう場合があります。そのため、お父さん、おばあちゃん、保育園の先生など、誘う人を変えてみながら、新鮮な気持ちで取り組めるようにしてみるのも有効です。
「今日はパパと一緒にトイレ行ってみる?」と声をかけると、意外とすんなり座ってくれる場合も少なくありません。
11.外出先のトイレを活用する
「自宅のトイレは嫌がるけれど、外出先の子ども用トイレなら座れる」というケースもあります。
ショッピングモールやキッズスペースには、カラフルで楽しい雰囲気のトイレが多く、子どもにとっても入りやすい空間になっています。「ここのトイレ、かわいいね」と一緒に見に行くところから始めてみるのもおすすめです。
12.無理せず一度お休みする
「どんなに工夫しても、子どもがトイレに座れない」そんな場合は、いまはまだタイミングではないのかもしれません。子どもが強く拒否する、泣いてしまう、トイレに近づくことすら嫌がる、という状態なら、一度トイトレをお休みするのも大切な選択です。
数日から1週間ほど間を空けて、再び「ちょっと座ってみる?」と軽く誘ってみると、驚くほどすんなり座れるケースもあります。焦らず子どものペースを最優先に進めていくのが、成功への近道です。
トイレに座れないときは、子どものペースを大切にいろいろ試してみよう
トイレに座れない理由は、子どもによってさまざまです。ひとつの方法がすべての子どもに効果があるわけではありません。今回ご紹介した12の方法を参考に、子どもの様子を見ながらいろいろ試してみてください。
「座れた」という小さな成功体験の積み重ねが、次のステップへの大切な土台になります。保護者の方も無理をせず「今日はここまでできた」を一緒に喜びながら、ゆっくりと進めていきましょう。



うちの子はトイレ空間を極端に嫌がる



いろいろ試したけれどうまくいかない
そのような場合は、一人で抱え込まず、専門家への相談も検討してみてください。
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