障がい児育児をする中で、負担になることの一つに「オムツ漏れ」があります。成長するにつれ身体も大きくなり、着替えやシーツ交換も大変になりますよね。
特に尿量の多い子や細身の子は漏れやすく、悩むことも多いのではないでしょうか。
この記事では、障がい児のオムツが漏れやすい原因とそれぞれに合った解決策をお伝えします。
今日からできる「オムツを当てるコツ」や「やっぱり漏れてしまうときの負担の減らし方」もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
障がい児のオムツが漏れる原因は?

オムツ漏れの多くは「隙間ができる」「吸収が追いつかない」「動きでオムツがズレる」ことによって起きています。
特に障がい児の場合は身体の特徴や姿勢の癖によって、オムツがフィットしにくいこともあります。
ここからは障がい児のオムツ漏れの原因を考えてみましょう。
トイトレ博士漏れる原因は1つじゃなくて、その子によって違うんじゃ
オムツが漏れやすい身体の特徴と姿勢
立ったり歩いたりする動作が少ない子どもの場合、下半身に筋肉がつきにくいため、太もも周りが細く骨盤周りの厚みが出にくいことがあります。すると、太ももや太もも周りにオムツの隙間ができやすく、漏れの原因になります。
また、股関節が開きにくかったり、閉じにくかったりすると、オムツ替えのときにギャザーがうまくフィットせず、漏れにつながりやすいです。
さらに、姿勢の癖も影響します。座っているときや寝ているときに身体が傾いていると、吸収体の当たる位置がずれてしまい、横漏れや背中漏れにつながることもあります。
たとえば次のようなケースです。
- 身体が左右どちらかに傾きやすい:おしっこが横に流れやすい
- 寝返りが少なく、同じ向きで寝ることが多い:一方向におしっこが集まりやすい
オムツのサイズ・形が合っていない
オムツのサイズや形が合っていないと、どんなに丁寧にオムツを当てても漏れやすくなってしまいます。
よくあるのは「体重に合わせたサイズを履いているけどウエストが余っている」「全体的なフィット感はあるけど股上が足りない」「太ももだけきつい」などのパターンです。
オムツのサイズが合っているか確認する時は以下のポイントを確認してみてください。
- お腹周りがゆるかったり、きつすぎたりしていないか
- 股上が浅くないか
- 太ももに隙間がないか
- 陰部にしっかり吸収体があたっているか



吸収体というのはオムツのおしっこを吸う部分(ふかふかの真ん中)のことじゃよ
尿量が多い
オムツがしっかり当たっていても、尿量が多いと吸収が追いつかずにあふれて漏れてしまうことがあります。一回のおしっこの量が多い子どもの場合、オムツが吸収する前におしっこが横へ流れて、太もも側や背中側に流れてしまうことも。
特に夜はオムツ交換の間隔が長くなりがちなため、姿勢によってはおしっこが左右に流れていきやすく、夜だけ漏れてしまうケースも多いです。
障がい児のオムツ漏れ対策と「つけ方」チェック


おしっこが漏れやすいのは「太もも」「身体の側面やお腹」「背中・腰」です。まずは「どこから漏れているのか」を考えて、そこから対策を考えていきましょう。
太ももから漏れる時|ギャザーと太もも周りの整え方
太ももから漏れる場合は「太もも周りに隙間がある」「ギャザーが倒れている」ことが多いです。
この場合の当て方のコツ
- オムツを広げたら、内側のギャザーを指でなぞって“立てておく”
- 股の中心に吸収体が当たるようにオムツを当てる
- テープを止める前に、太もも付け根ラインのねじれ・たるみをチェック
- 止めた後、足の付け根を一周さわって「浮き」や「食い込み」がないかチェック



細身で隙間ができやすい子は、テープをちょっと“下向き”に止めると太もも周りが締まりやすいのじゃ
お腹から漏れるとき|テープの位置とフィット感の見直し
お腹から漏れる時は「ウエストが浮いている」「テープの左右差がある」「動いたときにズレている」ことが多いです。
この場合の当て方のコツ
- オムツをおへそ付近までしっかり引き上げる
- テープは左右同じ高さで止める
- 指が1〜2本入るくらいの余裕は残しつつ、ウエストにフィットさせる
- お腹が細くて浮きやすい場合は、テープを少し内側に重ねて止める



座ったときにオムツの前側が下がるなら股上が足りないサインじゃ
背中・腰から漏れるとき|股上の深さと前後バランスの調整
背中や腰から漏れる場合は「背中側の長さがたりない」「寝ている姿勢だと腰に隙間ができる」ことが多いです。腰のラインに沿わせながら、背中側の股上までオムツをしっかり当てることが大切になります。
この場合の当て方のコツ
- 背中側を先に持ち上げて、腰の上までしっかりおおう
- 前後の高さが同じくらいになるように整える
- テープを止めた後、背中側の上端を指でなぞって腰のすき間がないかチェック
- 横を向いたときも背中側が開かないかチェックしておく
「それでも漏れる」ときにできる対策


当て方を整えても漏れてしまうときは「交換の間隔が空いている」「吸収量が足りない」「体勢によって一方向に集まっている」のどれかに当てはまることが多いです。
ここからは「漏れをゼロにする」だけではなく、漏れたときの負担を減らす方法も紹介します。



「完璧にしなきゃ」じゃなくて、“楽になる仕組み”を作るのじゃ!
交換のペースを見直す
オムツ交換の間隔が空いていると、1枚のオムツの中で複数回排尿することになり、吸収しきれずに漏れてしまう場合があります。そのような場合は、オムツ交換の頻度を見直すことで、漏れを防げることもあります。
おすすめなのが、オムツチェックの目安をあらかじめ決めておくことです。
例えば、「お風呂上りが最後」だったのを「寝る直前にも必ずチェックする」、外出時は「必ず2時間おきにチェックする」など、時間で決めておくのもいいでしょう。
夜用・大人用パッドをうまく活用する
夜間の漏れや1回の尿量が多くて漏れてしまう場合は「夜用オムツ」や「パッド」を追加することで防げるかもしれません。
特に細身の子どもで、赤ちゃん用は小さいけど大人用は大きい…という場合、オムツ自体をサイズアップするより、パッドがおすすめです。
夜用オムツは吸収量が多いぶん厚みが出やすく、お股部分に隙間ができることがあるので、ギャザーが立っているか確認しましょう。
パッドを足すときは、おしっこが当たりやすい位置に合わせるのが基本です。ただし、パッドがズレたり折れたりすると、そこから漏れやすくなるため、体に沿わせるように当ててみてください。



パッドを使うときはオムツから出ないようにすることも大切じゃ
オムツを二重に使う
オムツを二重にする場合は、内側はフィット感を優先したサイズを選び、外側は大きめのオムツで受け止めるイメージです。
ただし、蒸れや動きにくさが出ることもあるため、肌トラブルがないか様子を見ながら取り入れてみましょう。日常的な対処としてではなく、夜間など限定的に使用するのがおすすめです。



我が家は夜だけ昼用オムツに大きめの夜用オムツを重ねることで、漏れることはほとんどなくなりました!
防水アイテムで親の負担を減らす
特に姿勢の癖でおしっこが一方向に流れやすい場合、さまざまな対策をしてもどうしても漏れる時はあります。
そんなときは「漏れない工夫」だけにこだわらず、「漏れても片付けが楽」な環境を作っておくことがおすすめです。
たとえば、防水シーツを使う、車椅子の座面を防水使用にするなどの対策をすると、片付けしやすく心の余裕ができます。肌ざわりが気になる場合は、その上にバスタオルなど交換しやすいものを重ねておくのもひとつです。
その子に合ったオムツ・つけ方で漏れの負担を減らそう
障がい児のオムツ漏れは「身体の特徴や姿勢の癖」「オムツのサイズが合っていない」「尿量の多さ」などが重なって起きることが多いです。
まず始めにできるのは、オムツのサイズや当て方を見直すこと。それでも漏れるときは夜用パッドで吸収力をアップしたり、防水シーツで片付けを楽にしたりと、対策を組み合わせてみましょう。
漏れを完全にゼロにできなくても、回数が減るだけで毎日の負担は確実に軽くなりますよ。
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