朝起きたとき、マットレスまでおねしょが染みていて焦った経験はありませんか。慌てて強くこすったり熱風で乾かしたりすると、かえってシミや臭いが残りやすくなります。
おねしょの処理で大切なのは、順番を守ることです。正しい手順で行えば、マットレスへのダメージは最小限に抑えられます。
この記事では、マットレスにおねしょをしてしまったときの正しい対処法を解説します。
マットレスにおねしょをしたらどうする?

ここでは、おねしょ処理でまず押さえておきたい基本の考え方と、やってはいけない対応を整理します。
マットレスを守るために大切なこと
マットレスのおねしょの処理でまず意識したいのは、内部に尿や湿気を残さないことです。
尿が内部に残っていると、時間がたってから臭いが出ることがあります。そのため、まずは水分を減らすことが大切です。その際、焦って拭き取ろうとすると、かえって尿を広げてしまい、シミや臭いが残りやすくなります。
そこで、最初にやるべきことは「拭く」ではなく「吸わせる」ことです。乾いたタオルを当てて上から押し、水分をタオルに吸わせることで、尿がマットレスの奥に広がりにくくなります。
トイトレ博士すぐにきちんと対処できない場合でも、乾いたタオルで押して水分を吸い取っておくだけで、尿が内部に広がるのをある程度防げるんじゃ。
やってはいけないNG対応
次のような対応は、シミや臭いを残す原因になりやすいため注意が必要です。
ドライヤーの熱風を当てる
まず、いきなりドライヤーの熱風を当てるのは避けます。高温で一部だけを急に乾かすと、黄ばみや臭いが取れなくなる可能性があるからです。また、ウレタン素材のマットレスでは劣化の原因になることもあります。
熱いお湯で拭く
熱いお湯を使うのもおすすめできません。尿に含まれる成分は高温で固まりやすく、シミや臭いが落ちにくくなることがあります。汚れを薄めるときは、40℃以下のぬるま湯を使うようにしましょう。
除菌スプレーを吹きかける
除菌スプレーだけで対処しようとすると、十分に処理できないことがあります。表面の臭いは抑えられても、内部に尿や湿気が残っていると、時間がたってから臭いが出てくることがあります。
まず最初にやること|おねしょ直後の基本の対処手順
マットレスのおねしょ処理で気を付けたいポイントがわかったところで、ここでは、おねしょ直後に行う基本の対処手順を解説します。
マットレスへのダメージを減らすためには手順を守って処理することが大切です。
準備するもの
- 乾いたタオル(数枚)
- 40度以下のぬるま湯(コップ1杯)
- 重曹
- 中性洗剤
- 扇風機またはサーキュレーター
- 掃除機(重曹を使う場合)
1.水分を吸い取る
まず乾いたタオルを濡れている部分に置きます。両手でしっかり押さえ、体重を乗せながら30秒ほど圧をかけます。
タオルが湿ってきたら新しい乾いたタオルに替え、同じように押して吸い取ります。この作業を繰り返し、表面がほぼ湿らなくなるまで続けます。
2.ぬるま湯でたたき出す
水分をある程度吸い取ったら、次に内部に残った尿を薄めて外へ出す作業を行います。
40度以下のぬるま湯をコップ1杯ほど用意し、シミになっている部分に少量ずつ含ませます。一度に多くの水をかけると逆に内部へ染み込みやすくなるため、少量ずつかけるのがコツです。
ぬるま湯を含ませたら、すぐに乾いたタオルを当てて押し、水分を吸い取ります。このとき、汚れを広げないよう中央から外へ軽く押さえるようにします。
3.重曹や中性洗剤で分解する
水分を減らしたあと、臭いや汚れの残り具合に応じて重曹や中性洗剤を使います。
臭いが軽い場合は、重曹をシミ部分に薄く振りかけ、そのまま2〜3時間ほど置きます。時間がたったら掃除機で重曹を吸い取りましょう。
臭いが強い場合は、中性洗剤を使います。水200mlに対して数滴の中性洗剤を混ぜ、その液をタオルに含ませてシミ部分を軽く叩くように拭きます。強くこするのではなく、汚れを浮かせるような感覚で行うのがポイントです。
4.水拭きした後、水分を吸い取る
洗剤を使ったあとは、水拭きをして洗剤を取り除きます。その後、もう一度乾いたタオルを当てて押し、水分を吸い取っておきます。
5.しっかり乾燥させる
最後にマットレスをしっかり乾燥させます。
扇風機やサーキュレーターを使い、濡れた部分に風を当てます。マットレスを床に直接置いたままにすると裏面に湿気が残りやすいため、壁に立てかけて乾かしましょう。可能であれば、両面に風が当たるようにすると乾きやすくなります。
乾燥時間の目安は最低でも半日以上です。触ったときに冷たさや湿り気が残っていないことを確認してからシーツをかけます。濡れた状態のままシーツをかけたり、湿った側を下にして床へ置いたままにしたりするのは避けましょう。
【マットレスの種類別】おねしょの対処法
マットレスは素材によって手入れの仕方や注意点が異なる場合があります。主なマットレス素材と注意点を以下にまとめました。
| 素材 | 特徴 | おねしょ時の注意点 |
| ポケットコイル | 通気性が比較的よい | 表面の詰め物部分に臭いが残りやすい |
| ボンネルコイル | 構造が丈夫 | 内部まで染みた場合は乾燥に時間がかかる |
| 低反発ウレタン | 水分を吸いやすい | 水をかけすぎないよう注意が必要 |
| 高反発ウレタン | 内部に水分が残りやすい | 濡らすと劣化する可能性がある |
| ラテックス | 天然ゴム素材 | 重曹やクエン酸で劣化する場合がある |
| ファイバー素材 | 通気性が高い | カバーの素材表示を確認する |



特にウレタン素材のマットレスは水分を吸いやすく乾きにくいから、水をかけすぎないこととしっかり乾燥をさせることが大切じゃ
こんなときどうする?臭い・シミ・カビへの対応


おねしょの処理をしても、臭いやシミが残ってしまった経験はありませんか?そんな時に使える対処法を紹介します。
軽い臭いへの対処法
表面が乾いているように見えても、内部に湿りが残っていると臭いの原因になることがあります。そのため、まずマットレスが十分に乾いているかを確認します。
乾燥が十分であることを確認したら、臭いが気になる範囲に重曹を薄く振りかけましょう。そのまま3〜5時間ほど置き、臭いを吸着させたあとで掃除機を使って重曹を吸い取ります。臭いが一点に集中している場合は、その部分だけに重曹を振りかけて同じ作業を行うと効果的です。
強い臭いへの対処法
臭いが強く残っている場合は、内部に尿が残っている可能性があります。そのため、ぬるま湯を使って汚れを薄め、タオルで押して尿を吸い取る工程をもう一度行うことが必要です。
そのうえで、中性洗剤をタオルに含ませ、臭いが気になる部分を軽く叩くように拭き取ります。必要に応じて、クエン酸を水で薄めたスプレーを軽く吹きかけると効果的です。



ただし、どの方法を行った場合でも、その後は必ず十分に乾燥させることが大切じゃぞ。
処理をしたあとに翌日また臭いが戻る場合は、マットレスの内部にまだ湿りが残っている可能性があります。その場合は、もう一度風を当ててしっかり乾燥させましょう。
シミになってしまった時の対処法
時間がたってシミが残ってしまった場合は、スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1を入れて混ぜた「クエン酸水」が効果的です。クエン酸水含ませてかたくしぼったタオルをシミの部分に当て、こすらずに軽くたたくようにして汚れを移します。シミが薄くなったら、乾いたタオルで残った水分を吸い取ります。
それでも落ちない場合は、中性洗剤も併用します。中性洗剤をタオルに少量含ませ、シミの部分を軽く叩くように拭き取ります。汚れを浮かせたあと、水拭きをして洗剤を取り除き、最後にもう一度タオルで水分を吸い取ります。
強くこするとシミが広がることがあるため、やさしく押しながら処理することがポイントです。
カビを防ぐための対策
マットレスにカビが発生する原因は、尿そのものよりも残った湿気であることが多いです。そのため、おねしょの処理では完全に乾燥させることが大切です。
マットレスが完全に乾くまでは布団やカバーで覆わず、空気に触れる状態を保ちます。特に床置きのマットレスは裏面に湿気がたまりやすく、乾きにくい傾向があるため、可能であれば壁に立てかけて風を当てましょう。
立てかけることが難しい場合は、マットレスの下にすのこを入れて通気性を確保する方法もあります。除湿シートを併用するのもおすすめです。
買い替えは必要?判断の目安
適切に対処しても、トラブルが起こることもあります。次のような状態が見られる場合は買い替えを検討してもよいでしょう。
- 押したとき内部まで冷たさを感じる
- 何度処理しても強い臭いがする
- 黒い点状のカビが出ている
- 裏側まで湿っている
おねしょは順番どおりに対処すれば大丈夫


マットレスにおねしょをしてしまっても、慌てず順番どおりに対処することで、シミや臭いを最小限に抑えられます。万が一おねしょをしてしまっても慌てず、今回紹介した手順を参考に落ち着いて対処してみてください。



おねしょへの備えとして、防水シーツやカバーなどの対策を取り入れ、マットレスを守る環境を整えておくのも効果的じゃぞ。
▼おねしょ対策についてはこちらの記事でも解説しています


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