オムツいじり防止の方法を知りたい!効果的な7つの対処法を解説

オムツいじり防止の方法を知りたい!効果的な7つの対処法を解

また便を触ってる…発達に何か問題があるんだろうか

オムツに手を入れるのを見るたび、気持ちが沈んでしまう

オムツの中に手を入れたり、オムツを脱いで便を触ったりする行動が毎日のように続くと、後処理のたびに心も体もすり減ってしまいますよね。「こんなこと、誰かに話せない」と一人で抱え込んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、保護者からオムツいじりの相談を受けた経験のある心理士の立場から、オムツいじりが起きる理由と今日から実践できる7つの防止策を解説します。「何度対応しても改善しない」と悩んでいる方は、ぜひお読みください。

目次

オムツいじりはなぜ起きる?

オムツいじりとは、子どもが自分でオムツを脱ぐ、オムツの中に手を入れる、排泄物を触る、などの行動のことです。1歳半〜3歳ごろに多く見られますが、その背景には以下のようなさまざまな理由があります。

不快感を取り除こうとしているため

オムツの中がムレたり素材がごわついたりすると、子どもはその不快感を自分で何とかしようとします。言葉でうまく伝えられないぶん、オムツに手を入れて引っ張ったり、脱ごうとしたりする行動に出ることがあるのです。

オムツをいじる=気持ち悪いというサイン」の可能性を、まず頭に入れておくと対応策が見えやすくなります。

感触への強い興味があるため

白い紙おむつを履いた幼児の後ろ姿。明るい室内で立ち上がって歩こうとしている様子が写されている。

1〜3歳ごろの子どもは、触ることや握ることなど、感覚への探求心が非常に旺盛な時期です。便の柔らかさや伸び具合が「おもしろい」と感じてしまう子も少なくありません。

また、この時期の自然な発達の一部として、性器への興味が生まれることもあります。そのため、オムツの中に手を入れるケースもありますが、これは発達の過程として見られる行動のひとつです。

保護者や周囲にかまってほしいため

「オムツをいじると保護者が反応してくれる」という経験を積み重ねた子どもが、注目を集める手段としてこの行動をとる場合もあります。「かまってほしい」「そばにいてほしい」という気持ちの表れのため、叱るだけでは解決しにくいタイプのオムツいじりです。

感覚過敏があるため

肌への刺激に敏感な子どもの中には、オムツの素材や排泄前後の感覚の変化が強いストレスになっているケースもあります。なかには排泄が起きる前から不快感を感じ、それが引き金となってオムツに手を入れることもあるのです。

「排泄後だけ」ではなく「排泄前後どちらでも」起きうる行動として把握しておくと、対応の幅が広がります。

オムツいじりは発達障害と関係がある?

室内で、女性が両手を組んでうつむき、不安そうな様子を見せている。背景には子ども用チェアに座った子どもがぼんやり写っており、育児の悩みやストレスをイメージさせる写真。

オムツいじりが続くと「もしかして発達に問題があるのでは」と不安になる保護者の方も多いのではないでしょうか。たしかに、感覚への強いこだわりや特定の感触を求める行動は、発達障害の特性のひとつとして知られています。

ただし、アメリカ精神医学会が定める診断基準「DSM-5」では、自閉スペクトラム症などの発達障害の診断には、生活のさまざまな場面にわたる特性を総合的に確認することが必要とされています。そのため、オムツいじりのみで発達障害と判断できるものではありません

ライターMIzuki

カウンセリングの現場でも「こんなこと口に出せなくて、ずっと一人で抱えていました」とおっしゃる保護者の方にたくさん出会ってきました。「変な親だと思われるかも」と心配する必要はありません。かかりつけの小児科や地域の発達相談窓口は、こうした悩みを日々受け止めている場所です。「気になっていることがあって」のひと言から、話し始めてみてください。

トイトレ博士

専門家から客観的な見立てを聞くと、不安がやわらぐ場合も多くあるんじゃ

オムツいじりを防止できる対処法7つ

オムツいじりの原因はなんとなくわかったけど、どうしたら改善できる?

そう考えている方に向けて、ここからはオムツいじりを防止するための具体的な対処法を紹介します。子どもの様子や原因に合わせて、取り入れやすいものから始めてみてください。

1.服装で「手が届かない」環境をつくる

最も手軽で即効性が高いのが「服装の工夫」です。以下のような対策で物理的にオムツへ手が届きにくくなると、行動がぐっと減る子どもも多くいます。

  • ロンパース(股下でスナップ留めするタイプ)を着せる
  • 上着をズボンのウエスト部分にしっかり入れ込む
  • つなぎタイプのパジャマを着せる

特に就寝中は保護者の目が届きにくいため、自分で脱ぎにくい服装にしておくと安心でしょう。「昼間は大丈夫でも夜だけ困っている」という場合は、まずパジャマの見直しから始めてみるのがおすすめです。

2.オムツのサイズと素材を見直す

体に合っているサイズのオムツを使っているか、ムレやすい素材ではないかを見直してみるのも効果的です。サイズの目安はパッケージの体重表示を参考にしつつ、ウエスト部分に指が1〜2本入る程度のゆとりがあるかどうかも確認してみてください。

なお、素材が肌に合っていない可能性がある場合は、敏感肌向けのタイプに切り替えてみるのも一つの方法です。

3.排泄後はすぐに取り替える

排泄後の不快感がオムツいじりにつながっている場合、できるだけ早めに交換するのが大切です。もじもじしたり股をさわったりなど「出た」のサインとなる行動を見逃さないよう意識するだけでも、いじる前に対応しやすくなります。

また、定期的に時間を決めてオムツを確認するルーティンをつくると、サインを見逃しにくくなるためおすすめです。忙しい時間帯でも「食後に必ず確認する」などの習慣にしておくと、無理なく続けやすくなります。

4.「触らないよ」より「こっちを触ろう」

屋外で、水しぶきを浴びながら笑顔ではしゃぐ子どもの写真。水遊び用のラッシュガードを着ており、背景には緑の木々がぼけて写っている。

オムツいじりの背景に感触遊びへの強い欲求がある場合、禁止するだけでは欲求そのものは解消されません。そのため、粘土・水遊び・砂場・スライムなど、安全に感触を楽しめる遊びの時間を日常に取り入れると、オムツへの興味が自然と薄れていく子どもも多くいます

感触遊びは五感を刺激するため、発達によい影響があるとされています。「ダメ」と伝えるだけではなく、欲求を満たせる別の場所を用意してあげるとよいでしょう。

5.トイトレのステップを少しずつ始めてみる

排泄後の不快感からオムツいじりをしている場合、子どもが「出た」ということを自分で感じ取れているサインでもあります。このタイミングはトイトレを始める絶好の入り口で、「出た」と言葉で伝える練習を少しずつ積み重ねると、オムツいじりが自然と減っていくケースもあります。

まずはオムツ替えのたびに「出たね」「気持ち悪かったね」と言葉にして伝える習慣をつけるだけでも、子どもが自分の排泄に意識を向けるきっかけになります。子どものペースに合わせて進めるのが長続きのコツです。

トイレくん

焦らないのがポイントなんだね♪

6.「見守っている」という安心感を与える

注目を集めるためにオムツいじりをしている子には、叱るよりも安心感を与えるアプローチが効果的です。スキンシップを意識的に増やしたり一緒に絵本を読む時間を設けたりすることで「こっちをみてほしい」という欲求が満たされ、行動が落ち着いていくケースもあります。

オムツいじりをしたときだけ反応するのではなく、普段から「見ているよ」「そばにいるよ」というメッセージを日常の中で伝える姿勢が大切です。

トイトレ博士

子どもにとって「オムツをいじらなくてもみていてもらえる」という経験の積み重ねが、行動を変えていく土台になるんじゃな

7.排泄のタイミングを把握して、先回りする

タブレット端末に排尿状況の管理画面が表示され、その前に白と水色の小型デバイス「DFree」が置かれている製品イメージ。画面には排尿のたまり具合や前回の排尿時刻などが表示されている。

オムツいじりが起きやすいのは排泄の直前・直後です。そのタイミングに合わせて声をかけたりトイレに誘ったりすると、オムツをいじる前に行動を切り替えやすくなります。

とはいえ、いつ出るかわからないからこそ先回りが難しいのも現実ですよね。そんなときに役立つのが、排泄のタイミングを予測できるツール「DFree」です。

DFreeは超音波センサーで膀胱内の尿の溜まり具合を計測し、尿が溜まったタイミングをスマートフォンやタブレットにお知らせしてくれる機器です。「そろそろかも」が事前にわかることで、1日中オムツを気にしてそばを離れられない状態から解放されます

タイミングを見計らって声をかけられるようになるため、保護者の心理的な負担も大きく軽減されるのがメリットです。

DFreeの使い方やメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています

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オムツいじり防止は服装の工夫と排泄の先読みから始めよう

オムツいじりを防ぐための第一歩は、服装の工夫で手が届かない環境をつくること、そして排泄のタイミングを先読みして声をかけることです。原因が不快感の場合はオムツの見直しや早めの交換、感触欲求の場合は代わりの遊びの提供など、理由に合わせた対応が効果的といえます。

「これなら試せそう」と思えるものが一つでも見つかれば、明日の対応がきっと少し楽になります。それでも「やっぱり心配」と感じることがあれば、一人で抱え込まず、かかりつけの小児科や地域の発達相談窓口に気軽に声をかけてみてください。

【参照】DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル

https://www.psychiatry.org/psychiatrists/practice/dsm/updates-to-dsm

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▼【夜尿症・8歳男の子】のトイトレ事例

▼【先天性疾患/体幹機能障害・7歳女の子】の活用事例

▼DFreeについてはこちらの記事で詳しく解説しています!

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