トレーニングパンツはいつから始める?最適な開始時期と負担の少ない進め方を解説

トレーニングパンツはいつから始める?最適な開始時期と負担の少ない進め方を解説

周りの子はもうトイトレを始めているみたいだけど、うちの子はどうしよう

早く始めすぎて失敗したらどうしよう

子どものトレーニングパンツを始める時期について、そんな悩みを抱えていませんか。

この記事では、トレーニングパンツを始める適切な時期や、子どもにも親にも負担の少ない進め方について解説します。「トレーニングパンツ、いつから始めればいいのかわからない」と悩んでいる方は、ぜひお読みください。

目次

トレーニングパンツは一般的にいつから始める?

布おむつの小さな山が布団の横の棚に並んでいる様子

トレーニングパンツを使い始めるのは、一般的に「2歳後半から3歳」といわれています。この頃には、ひとり歩きや簡単な言葉の理解ができるようになっているためです。

ただし、これはあくまで目安です。必ずしもこの時期に始める必要はありません

「みんなが始めているから」という理由だけで焦る必要はなく、子ども一人ひとりの成長のペースを大切にするのが何より重要です。

トレーニングパンツの最適な開始時期はいつ?身体的な準備ができているサイン

オムツ姿の幼児が部屋の中を歩いている様子

トレーニングパンツを履き始める時期は、トイトレ開始の適切なタイミングでもあります。このときに大切なのは年齢ではなく、子どもが見せる「準備のサイン」を見極めることです。

たとえば、以下のような発達のサインです。

身体的な準備のサイン
・おしっこの間隔が2時間以上空くようになった
・オムツが濡れたことを教えてくれたり、不快そうにしたりする
・パンツの着脱を自分でやりたがる

精神的な準備のサイン
・トイレや排泄に興味を示すようになった
・「ちっち」「出た」など、排泄に関する言葉を使えるようになった
・簡単な指示が理解できる

これらは、子どもがトイトレを始めるための“心と体の準備”が整ってきたことを示しています。いくつか当てはまるものがあれば、トレーニングパンツを履いて少しずつトイトレを始めてみてもよいでしょう。

▼トイトレを始めやすいタイミングの見つけ方については、こちらの記事をご覧ください

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トレーニングパンツを避けた方がよいタイミング

一方で、子どもの機嫌が悪い時期体調不良が続いているときは、トレーニングパンツの導入は休憩しましょう

また、引っ越しや弟妹の誕生、保育園への入園など、環境に大きな変化があった直後も避けた方が無難です。心に余裕がない時期に新しいことを始めると、かえって子どもにとってストレスになってしまいます。

なお、赤ちゃん返りが見られる時期も、無理に進めないほうがよいでしょう。

トイトレ博士

子どもの心が安定している時期を選ぶと、スムーズに進みやすくなるんじゃ

トレーニングパンツの種類と選び方

カラフルな布おむつがきれいに並べられている様子

いざトレーニングパンツを始めようと思っても、種類の多さに迷ってしまう方もいますよね。そこでここからはトレーニングパンツの種類選び方について解説していきます

まず、トレーニングパンツには「布製」「紙製」の2種類があります。ご家庭の生活スタイルや、子どもの様子に合わせて決めるのがおすすめです。

布製トレーニングパンツの特徴

布製トレーニングパンツは、濡れた感覚がわかりやすいため、子どもが「おしっこ出た」と気づきやすいのが大きなメリットです。

吸収力の違いによって3層・4層・6層といった種類があり、トイトレの進み具合に合わせて選べるのも特徴といえます。

繰り返し使えて経済的である一方、洗濯の手間はかかります。また、おもらしの量が多いと床まで濡れてしまう可能性があるのがデメリットです。

▼何層構造のトレーニングパンツを買おうかお悩みの方はこちらの記事をチェック

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紙製トレーニングパンツの特徴

紙製トレーニングパンツは、使い捨てなので処理が楽で外出時にも便利です。吸収力が高いため、おもらしをしても漏れにくく、外出先での不安を軽減できます。

一方で、布製トレーニングパンツと比較すると、濡れた感覚がわかりにくい場合があるのがデメリットです。

継続してコストはかかるものの、洗濯の負担を減らしたい方や、外出が多いご家庭には適した選択肢といえます。

布製パンツと紙製パンツの使い分けポイント

「布製と紙製、どちらを選べばいいの?」と迷う方も多いでしょうが、どちらが正解ということはありません。自宅では布製、外出時は紙製と使い分けるのも一つの方法です。

また、紙製パンツで慣れてから布製パンツに移行したり、布製パンツから始めて外出時だけ紙製パンツを使ったりなど、柔軟に組み合わせても構いません。その日の状況や子どもの様子、保護者自身の体調に合わせて選んでいくのが上手に活用するコツです。

トレーニングパンツを始めるときのポイント

色とりどりの布おむつが積み重ねられている様子

トレーニングパンツを購入し、いざ活用しようと思っても、子どもが喜んで最初からトレーニングパンツを履いてくれるとは限りません。

段階的に活用する

最初から完璧を求めず、段階的に進めると子どもも保護者も負担が少なくなります。以下のように、焦らず少しずつステップアップしていきましょう。

ステップ1:短時間から始める

まずは、日中の機嫌がよい時間帯に1〜2時間だけトレーニングパンツを履かせてみることから始めます。お昼寝の前後など、タイミングを決めておくと習慣化しやすいでしょう。

その時間にトイレに誘ってみて、トイレに行く経験を少しずつ積み重ねていきます。うまくいかなくても問題ありません。「トレーニングパンツを履く」という新しい体験に慣れるのが、この段階での目標です。

トイトレ博士

子どもが嫌がる様子を見せたら、無理に続けず一度休憩するのも大切じゃ

ステップ2:日中の起きている時間に拡大

短時間のトレーニングパンツに慣れてきたら、日中をトレーニングパンツで過ごすようにします。お昼寝の時間は、オムツに戻しても構いません。

夜のオムツ外れは、日中のトイトレが完了してからで十分です。夜間の排泄コントロールは、昼間とは別の発達段階で身につくものなので、焦る必要はありません

トイトレ博士

子どものペースを見守りながら、少しずつ時間を延ばしていくんじゃな

▼夜のオムツ外しについて知りたい方はこちらの記事をチェック

トイレに誘うタイミング

トイレに誘うタイミングは、起床時・食後・外出前後・お風呂の前などと決めておくと、子どもも予測しやすくなります

タイマーを使って定期的にトイレに誘うのも、ルーティーンにしやすく効果的な方法です。ただし、トイレに行きたくない時に無理に連れて行くと、トイレが嫌な場所になってしまう可能性があります。「行ってみる?」と軽く声をかける程度にとどめ、子どもの気持ちを尊重するのも忘れないようにしましょう

失敗した時の対応

もし失敗してしまっても「次はトイレでできるといいね」と前向きな声かけを心がけましょう。叱られた記憶が残ると、子どもはトイレに行くこと自体を嫌がるようになってしまいます。

ゆっくりと着替えを手伝い「大丈夫だよ」と安心させてあげるのが大切です。「失敗してもこの子なりに頑張っている」という気持ちでいると、親子ともに余裕が生まれます。

トイトレ博士

イライラしてしまう日もあるかもしれんが、それもそれで自然なことじゃ

トレーニングパンツでおもらしの負担を減らすための工夫3つ

洗濯かごの中に色とりどりの衣類が入っている様子

おもらしの処理が増えたら大変そう…

そのような不安は、トレーニングパンツを始めるうえで多くの方が感じることです。おもらしの負担は、たとえば以下のような工夫で軽減できます

事前準備で負担を減らす

ソファやカーペットなど、子どもがよく過ごす場所に防水シーツおねしょシーツを敷いておくと安心です。洗い替えを複数枚用意しておくと、洗濯のタイミングに焦る心配もありません。

また、トレーニングパンツも、最低5〜6枚は用意しておくとよいでしょう。トイトレ初期は1日に何度も着替えるため、余裕を持った枚数があると「もし足りなくなったらどうしよう」というストレスを減らせます。

掃除を楽にするグッズを使う

トイレまでの動線に防水マットを敷いたり、すぐに拭ける床材の部屋で過ごしたりするのも有効な方法です。以下のような「おもらし用のお掃除セット」をひとまとめにして手の届く場所に置いておくと、すぐに対応できます。

・タオル
・ウェットティッシュ
・消臭スプレー
・ビニール袋など 

トイレくん

環境を整えておくと、おもらしが起きたときの心理的な負担も軽くなる♪

完璧を目指すのをやめる

何より大切なのは「完璧にやろうとしない」ことです。疲れている日はオムツに戻したり、外出時は無理せず紙製トレーニングパンツやオムツを使ったりしても構いません。

保護者の心の余裕が、子どもにとってもよい環境を作ります。「ちゃんとやらなきゃ」というプレッシャーから、少し距離を置いてみてくださいね。

▼負担軽減の方法としてパンツの上にオムツを履く方法も紹介しています

いつからトレーニングパンツを始めようか迷ったら「子どもの準備ができているか」をチェック

トレーニングパンツを始める時期に正解はなく、最も大切なのは「子どもの準備できているか」です。

周りの子どもと比べて焦る気持ちは自然なことです。しかし、子どもの成長には一人ひとり異なるペースがあります。

あなたが子どもをよく見て判断していることが、何よりも正しい選択です。身体的・精神的なサインを確認しながら、ゆったりとした気持ちで始めてみてください。

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横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

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▼【知的障害・4歳女の子】のトイトレ事例

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この記事を書いた人

臨床心理・発達支援に携わるカウンセラー。日々お伺いするありのままの声をはじめ、自閉スペクトラム症の娘とのトイトレ経験をふまえて執筆しています。

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