トイトレパッドとは?トレーニングパンツとの違いや使い方、使用が向いている場面を解説

トイトレパッドとは?トレーニングパンツとの違いや使い方、使用が向いている場面を解説

トイトレを始めようと思ったとき、トレーニングパンツを使うべきか迷うことはありませんか。

実は、普通のパンツに「トイトレパッド」を貼って進める方法もあります。ただ、「トレーニングパンツと何が違うの?」「どんな場面で使うの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

この記事では、トイトレパッドの役割やトレーニングパンツとの違い、メリット・デメリット、使い方のコツについて解説します

目次

トイトレパッドとは?

淡いピンクの背景の上に、白い使い捨てのトイトレ用パッドが1枚置かれている。細長い形状で、中央に吸収部分があり、周囲に薄い紫色のラインが入っているシンプルな製品写真。

トイトレパッドとは、普通のパンツの股部分に貼って使う吸収パッドのことです。布パンツに取り付けられるように片面がシールになっており、パンツの内側に貼ることでおしっこを吸収し、外への漏れを防げます。

トイトレパッドを使うメリット

トイトレパッドは、トレーニングパンツとは違った利点があり、状況によってはトイトレを進めやすくなることもあります。

ここでは、トイトレパッドを使う主なメリットを紹介します。

普通のパンツをそのまま使える

トイトレパッドを使えば、トレーニングパンツを新しく購入する必要がありません。

子どもが好きなキャラクターのパンツやお気に入りのパンツをそのまま使えるため、「お兄さんパンツ」「お姉さんパンツ」を履いているという気持ちを保ちやすくなります。

汚れたらパッドだけ交換できる

トイトレパッドは使い捨てのため、濡れた場合でもパッドだけ交換すれば良いので簡単です

パンツやズボンまで汚れる可能性を減らせるため、洗濯の負担を軽減することもできます

外出時の安心感がある

トイトレ中は、外出先でトイレが見つからないと不安に感じることもあります。

トイトレパッドを使っておけば、万が一失敗しても漏れを軽減できるため、長時間の移動やイベント時にも安心感があります。漏れた場合でも、パッドだけ交換すればよいので、外出時に取り入れやすいのもポイントです。

トイトレパッドの注意点

トイトレパッドは便利なアイテムですが、子どもによっては、合わない場合もあります。

ここでは、トイトレパッドを使う前に知っておきたい注意点を解説します。

濡れた感覚に気づきにくい場合がある

トイトレパッドはおしっこを吸収するため、子どもによっては濡れた感覚に気づきにくいことがあります

濡れた不快感を感じにくいと、トイレで排泄する意識につながりにくい場合もあるため、トイトレ初期は様子を見ながら使うことが大切です。

ゴワつきや違和感を嫌がる子もいる

トイトレパッドは長さが30cm以上あるものも多く、パンツに貼ると厚みが出ることがあります。

体格によってはパンツから少しはみ出してしまうこともあり、装着感に違和感を覚える子どももいます。肌が敏感な子どもや着心地にこだわる子どもの場合、嫌がることがあるかもしれません。

長期間使うと安心感に慣れてしまうことがある

トイトレパッドを長期間使い続けると「パンツのなかでおしっこをしても大丈夫」と、子ども自身が感じてしまい、トイレで排泄する意識が育ちにくくなる可能性もあります。そのため、必要な場面だけ使うなど、使い方を調整することが大切です。

トイトレパッドとトレーニングパンツの違い

木の床の上に置かれたかごの中に、カラフルな布おむつがきれいに折りたたまれて並んでいる。白や水色、緑、黄色、茶色などさまざまな色や柄があり、やわらかい素材感が伝わる清潔感のある写真。

トイトレを進める方法には、トイトレパッドを使う方法のほかに、トレーニングパンツを使う方法もあります。

それぞれに特徴が異なるため、使いやすさや向いている場面も変わります。まずは違いを整理してみましょう。

項目トレーニングパンツトイトレパッド
使い方パンツ自体が吸収構造になっている普通のパンツに貼って使う
素材布製や多層構造のパンツ紙製の使い捨てパッド
濡れた感覚感じやすい吸収力が高いと気づきにくい場合がある
洗濯洗って繰り返し使うパッドだけ捨てる
漏れ完全には防げないことが多い漏れを軽減しやすい
外出時着替えが必要になることがある交換だけで対応できる

どちらがよいかは、子どもの性格や保護者の考え方など、各家庭によって変わります。

失敗した感覚を大切にしたい場合はトレーニングパンツ、外出時はトイトレパッドを併用するなど、場面によって使い分ける方法も一つです

トイトレパッドが向いている場面

トイトレを始めたばかり

トイトレを始めたばかりの時期は、子どもがまだ排尿のタイミングをつかめていないことが多く、失敗が続きやすい段階です。

この時期にトイトレパッドを使うと、普通のパンツを履く練習をしながら、失敗したときの汚れを抑えられます。床や衣類への影響を減らせるため、着替えや片付けの負担を軽くできます。

外出や長時間移動のとき

外出時や長時間の移動中に失敗が不安な時にも、トイトレパッドがおすすめです。

外出時はすぐにトイレを見つけられなかったり、運転中にトイレに行きたくなったりと困る場面も多いもの。

そこで、トイトレパッドを使うことで安心感を持って行動しやすくなります。

洗濯の負担を減らしたい時

トイトレ中は失敗で洗濯物が増えやすく、負担に感じる家庭もあります。トイトレパッドなら、漏れてもパッドを捨てればよいので簡単です。洗濯の負担を減らしたい場合は、トイトレパッドを使うことで対応しやすくなるでしょう。

トイトレパッドの使い方

トイトレパッドは貼るだけで使えるアイテムですが、正しく装着しないとずれたり漏れたりすることがあるため、使い方のポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、基本的な装着の流れを確認していきます。

STEP
パッドのシールをはがす

まず、トイトレパッドの裏面についているシールをはがします。

STEP
パンツの股部分にトイトレパッドを貼る

パンツを広げて、股の中央部分に合わせてパッドを貼ります。左右にずれていないか確認し、できるだけ中央にまっすぐ貼りましょう

STEP
立って動いたときにずれないかを確認する

パンツを履かせたあと、少し歩いたり動いたりしてみましょう。パッドが前後にずれていないか、太もも部分からはみ出していないかを確認しましょう

STEP
濡れたら早めに交換する

濡れたパッドは長時間つけたままにせず、早めに交換することが大切です。

交換のときに「濡れたね」と、確認する声かけする声かけをすると、排泄への気づきにもつながります。トイレで交換するようにすると、トイレに行く習慣づけにもなります。

トイトレパッドの選び方

トイトレパッドにはさまざまな種類があり、吸収量やサイズ、機能などが異なります。子どもの体格やトイトレの進み具合に合ったものを選ぶことで、使いやすさが変わることもあります。

ここでは、選ぶときに確認したいポイントを紹介します。

吸収量

トイトレパッドには、昼用と夜用があり、吸収量が異なります

昼間のトイトレでは、吸収量が多すぎないタイプのほうが使いやすい場合があります。吸収量が多いタイプは厚みが出やすく、パンツの中でゴワつくことがあるためです。

また、吸収量が多すぎると濡れた感覚に気づきにくくなることもあります。パッケージに記載されている吸収回数の目安を参考に、用途に合ったものを選びましょう。

サイズ

トイトレパッドは商品によって長さや幅が異なるため、子どもの体格やパンツのサイズに合うものを選ぶことが大切です。一般的なトイトレパッドの長さは30〜40cm程度のものが多く、前後に長い形状になっています。これは、前側や後ろ側に尿が広がっても吸収できるようにするためです。

パンツのサイズが小さい場合、パッドが長すぎると前後にはみ出したり、太もも部分に当たって違和感が出たりすることがあります。パンツの股部分にしっかり収まり、動いたときに折れたりずれたりしないサイズかどうかを確認して選びましょう

濡れたことが分かるお知らせサイン

トイトレパッドの中には、濡れると色や絵柄が変わる「お知らせサイン」がついている商品があります。これはパッドが尿を吸収するとラインの色が変わる仕組みで、おしっこをしたことが一目で分かるようになっています。

子どもが自分で確認できるようになると、「濡れたら交換する」という流れを理解しやすくなることがあります。トイトレの初期は、子ども自身が濡れた感覚に気づきにくい場合もあるため、保護者が状態を確認する目安としても役立ちます。

また、お知らせサインをきっかけに「おしっこ出たね」「次はトイレでしてみようか」と声をかけることで、排泄への気づきを促せます。

トイトレパッドはパンツ移行期を支える補助アイテム

トイトレパッドはオムツの代わりではなく、パンツへの移行を助けるための補助アイテムです。家庭の状況や子どもの様子に合わせて、外出時や不安な場面だけ取り入れるのもおすすめです。

トイトレパッドをうまく活用しながら、子どものペースでトイレトレーニングを進めていきましょう。

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この記事を書いた人

保育士として0~5歳児の子どもたちと関わってきました。また、2児の母として実際に子どものトイトレに向き合った経験をふまえ、保育現場と家庭の両方の視点から、子どもの発達や気持ちに寄り添った内容を執筆しています。

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