トレーニングパンツは意味ない?子どもの排泄の発達に合わせた正しい活用法

トレーニングパンツは意味ない?子どもの排泄の発達に合わせた正しい活用法

トレーニングパンツって本当に意味あるの?

オムツとの違いがわからない。トレーニングパンツは使うべき…?

トレーニングパンツについては、「意味ない」「オムツで代用できる」「一気にパンツに移行したほうがいい」などさまざまな意見がありますよね。

実際は、使い方やタイミングによってトレーニングパンツの効果は大きく変わります。

この記事では、トレーニングパンツの役割を正しく理解し、トイトレにうまく活用するためのポイントなどを解説します

目次

トレーニングパンツとは?

カラフルな布おむつが重ねられた様子

トレーニングパンツは、オムツからパンツへの移行をサポートするアイテムです。


吸収力がオムツより控えめに作られており、子どもが「濡れた」「出た」といった感覚をつかみやすいのが特徴です。

おしっこを完全に吸収してくれるオムツとは違い、子どもにとって少しの不快感を残すことで「次はトイレでしよう」という意識づけにつながります。

また、保護者にとっても布パンツよりトレーニングパンツの方が「失敗しても比較的、後片付けがラク」「漏れにくくて安心」というメリットも。


つまり、トレーニングパンツは「オムツの代わり」ではなく、「トイレへのステップアップ」に適したアイテムなのです。

 トレーニングパンツが「意味ない」と言われる理由

どもの行動を見ながら少し悩む母親の様子

一方で、トレーニングパンツについては「すぐ漏れる」「結局オムツに戻した」「あまり効果を感じない」といった声もあります。


その背景には、以下のような理由が考えられます。

・保護者にとって洗濯の手間掃除の負担が増えるため、「使いづらい」と感じやすい。
・トイトレはすぐに成功するものではないので、短期間では効果が感じづらい
・子ども自身がまだ排泄のサインなどを理解できていない時期に導入すると、期待した効果が出にくい

つまり、「トレーニングは意味ない」と感じてしまうケースの多くは、導入時期目的のズレが原因といえるでしょう。

トレーニングパンツの効果的な使い方のポイント

トレーニングパンツは、子どもの発達サインを見極めて使うことが大事です。ここからは、トレーニングパンツの効果的な使い方を解説します。

トレーニングパンツを取り入れるのに「適したタイミング」で使い始める

以下のように、トイトレを始められる身体的な準備が整ってから、トレーニングパンツを使い始めましょう。

  • おしっこの間隔が2時間程度あく
  • 排泄の前後に「でた」「おしっこ行く」などのサインを出したり、簡単な言葉で伝えられる
  • ひとりでしっかり歩けるようになる
  • トイレに興味を示す

これらの様子が見えたら、トレーニングパンツを使い始める目安です。

▼トイトレの開始時期の目安については以下の記事で詳しく解説しています

生活リズムに合わせて使う

まずは日中おうちで過ごす時間を中心に、トレーニングパンツを取り入れるとよいでしょう。

例えば、「朝起きたらトイレに行って、そこでトレーニングパンツに履き替える」といった流れを習慣づけするのもおすすめです。

いきなり一日中使うのではなく、外出時や寝るときはオムツを併用してもOK。生活リズムやトイレの成功パターンに合わせて、無理なく取り入れてみてください。

失敗を責めずに「気づきのチャンス」にする

もしトレーニングパンツで失敗してしまっても、濡れた感覚を一緒に確認して、「次はトイレでやってみようね」と前向きに声かけすることが大切

成功と失敗を繰り返す中で、少しずつ「出る感覚」と「トイレのタイミング」をつかんでいきます。

トイレくん

濡れた感覚や失敗することを極端に嫌がるようであれば、一旦トレーニングパンツをおやすみしてみることも検討してね。親も子も、無理なくそれぞれのペースで挑戦することが大事だよ!

トレーニングパンツの種類と選び方

色とりどりの布おむつがかごに並べられている

トレーニングパンツを効果的に使うには、どんな種類を選ぶのかもポイント

トレーニングパンツは、大きく分けて布製紙製2種類があります。

紙製タイプ

見た目はオムツに近く、外出先でも使いやすいのがメリットです。「洗濯が大変」「おうち以外では漏れが心配」という家庭におすすめです。

布製タイプ

繰り返し使えるのでエコ、かつ経済的。濡れた感覚がしっかり残るため、トイレへの意識を高めやすいです。

ただし、洗濯が増えるのでまとめて数枚用意しておくと安心です。

また、布製のトレーニングパンツでも、層の違いによって種類があります。

3層タイプ
3層構造のトレーニングパンツは、多層構造のトレーニングパンツの中で最も薄手吸収力は控えめで、少量のおしっこであればトレーニングパンツのみでも漏れませんが、量が多いとズボンまで濡れてしまうことも。
一方で、通気性が良く、夏場でも快適に過ごせる点がメリットです。また、洗濯後も乾きやすく、お手入れがしやすいのもポイント。

4・5層タイプ
4層・5層のトレーニングパンツは、3層より吸収力があるため、おしっこの量が増えてきた子にも安心。また6層ほど厚すぎないため、洗濯後も比較的乾きやすく扱いやすいといえるでしょう。

6層タイプ
6層トレーニングパンツは吸収力が最も高く、漏れにくいタイプです。
ただし厚手のため洗濯後も乾きにくく、普段使いにはあまり適しません。外出時やお昼寝など、できるだけ漏らしたくない場面での使用がおすすめです。

トイトレ博士

層が厚いほど、夏場はムレやすいんじゃ。子どもの肌の様子を確認しながら使用するとよいじゃろう。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを踏まえて、ライフスタイルや子どもの様子に合ったものを選ぶようにしましょう。

トレーニングパンツの選び方や購入枚数に迷ったらこちらの記事がおすすめ

トレーニングパンツだけに頼らない工夫も必要

笑顔が描かれたトイレットペーパー

トイトレをスムーズに進めるには、トレーニングパンツだけでなく、トイトレに適した環境づくりや関わり方も大切です。

以下のような工夫を取り入れるのもおすすめですよ。

  • トイレの場所をわかりやすくする
  • トイレ空間を明るい雰囲気にする(照明や壁紙など)
  • トイレに好きなキャラクターやデザインの補助便座やシールなどを用意する
  • 排泄記録をつけてタイミングをつかむ
  • 成功したときはしっかり褒める
  • 保育園・療育などの支援者と連携して、一貫したサポートをする

こうした工夫を組み合わせることで、子どもも安心して「トイレでやってみよう」と思えるようになります。

トイトレにおすすめのグッズはこちらの記事で詳しく解説しています

▼排泄記録やおしっこの状態の確認には『DFree』の活用もおすすめ!

トレーニングパンツは意味がないわけではなく、使い方やタイミングが重要

「トレーニングパンツ=意味ない」とは言い切れません。 子どもの発達や生活リズムに合わせて活用すれば、しっかりトイトレの手助けをしてくれます。

大切なのは、道具に頼りきるのではなく、その子に合ったサポートをするということ。

家庭に合った方法で、親も子も無理なく前向きにトイトレを進めていけるといいですね。

【育児書のように進まないトイトレでお悩みのあなたへ】

尿意を言葉で伝えられない」 「マニュアル通りのトイトレでうまくいかず、焦っている」 「“様子を見ましょう”“少しずつ進めれば大丈夫”と言われるけど、このままでいいのかな…」 そんなトイトレや排泄ケアに関して「どうしたら…」と悩んでいるあなたへ。

今、1,000組以上の親子を見てきた排泄支援の専門家による『トイトレの進め方』講座を開催しています。

【登壇者】理学療法士・公認心理師 髙橋賢太郎先生

横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること

  • 言葉で伝えられない子への具体的なアプローチ
  • 今日からできる排せつ支援の工夫
  • トイトレを始めるタイミングの見極め方
  • 焦らず進めるための考え方 など

その子に合わせた進め方”を、排泄支援の専門家が解説します。

講師は、1,000組以上の親子を見てきた排泄支援の専門家(理学療法士 兼 公認心理師)
たった30分の無料講座
毎日オンライン開催しているので都合に合わせて視聴可能

▼排泄支援の専門家による『トイトレの進め方』講座の詳細はこちらから

みんなのトイトレ体験談

▼【知的障害・4歳女の子】のトイトレ事例

▼【夜尿症・8歳男の子】のトイトレ事例

▼【先天性疾患/体幹機能障害・7歳女の子】の活用事例

▼DFreeについてはこちらの記事で詳しく解説しています!

トレーニングパンツは意味ない?子どもの排泄の発達に合わせた正しい活用法

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よろしければシェアおねがいします!

この記事を書いた人

フリーランス編集者/ライター。2021年生まれの娘は2歳手前で急性脳症を発症し、重度知的障害・てんかんなど重い後遺症が残りました。現在ゆる~くトイトレにも挑戦中!

目次