トイトレをする中で、

また失敗した。もう何回目?



もう無理かも…
そんな気持ちになったこと、ありませんか?
トイトレは、できる・できないの前に、親子それぞれの心の余裕が大切です。焦りや他の子との比較、プレッシャーが重なると、どんな親でもイライラしたり落ち込んだりしてしまうもの。
今回は“怒らない・無理しないトイトレ”をテーマに、親子で取り組めるヒントや工夫を紹介します。
トイトレで怒ってしまうのは“あるある”


トイトレの途中でイライラしたり、つい強く言ってしまったりするのは珍しいことではありません。むしろ、ほとんどの親がどこかで同じ経験をしているといえるでしょう。
親が怒ってしまう背景にあるもの
・焦り
「そろそろオムツを卒業してほしい」「入園までに間に合わせないと」など、期限や周囲のプレッシャーなどがあると、トイトレは“急いで達成すべき課題”のように感じてしまいます。
思うように進まない日が続くほど、親自身が追い詰められてしまい、ほんの小さな失敗にも敏感になりやすくなります。
・比較
同じ月齢の子がすでにパンツに移行していたり、SNSで「すぐにオムツ卒業できた」といった情報を見たりすると、どうしても不安や焦りが生まれます。「うちの子は遅れているのでは?」という思いが頭をよぎると、子どものペースよりも“周囲に追いつくこと”が気になり、イライラにつながることもあります。
・思い込み
「〇歳になったらトイレでできて当たり前」という固定観念や「親がしっかり教えれば早く進むはず」という“理想”がネックになることも。こうした思い込みが強いと、子どもそれぞれのペースや発達のばらつきを許容しにくくなり、できない場面で親の心が揺れやすくなります。
こうした気持ちの積み重ねが、ちょっとした失敗にも強く反応してしまう原因になります。
▼先輩ママのトイトレエピソード



我が家の場合、おじいちゃんおばあちゃんがトイトレに前のめりで、すごく頻繁に様子を気にしてくれたんです。ただ、それがサポートとしてありがたく感じる日もあれば、うまくいっていない時や自分自身に余裕がない時には、プレッシャーに感じてしまうことも。次第に「早くオムツを卒業させなきゃ」と自分の中で焦りが大きくなってしまい、子どもに強く言ってしまうこともありました。今思うと申し訳なかったな、と思います。
こうした経験は決して特別なものではなく、多くの家庭で起こりうる“トイトレのつまずき”のひとつです。
「怒らない」ということは、「感情を押し殺して我慢し続ける」という意味ではありません。
大切なのは、環境と考え方を整えて、親自身の余裕を確保すること。これができるだけで、親も子どもも気持ちがずっと軽くなります。
ここからは、そのヒントとなる考え方を紹介します。
「怒らないトイトレ」の基本マインド4選


① 周りと比べず子どものペースを尊重する
排泄の自立には、身体の器官が発達していること、尿意や便意を感じ取る感覚が育っていること、そして精神的な安定が大きく関わります。
そのため「何歳ならできる」という基準よりも、その子のペースを尊重することが重要です。
▼トイトレにかかる期間や子どもの発達についてはこちらの記事で詳しく解説しています


② 成長には個人差があって失敗は当たり前
「昨日はできたのに今日はできない」など、行きつ戻りつするのは自然なプロセスです。子どもはまだまだ発達段階の途中。失敗はむしろ“よくあること”だと考えて、ある程度どっしり構えることも大切です。
③ 「できた」より「やろうとした」を褒める
「トイレに座ってみた」「トイレに行こうとした」「おしっこが出たことを知らせようとした」など、これらは子どもにとってすべて大きなステップです。
自信は「褒められることで積み上がる」もの。小さな挑戦を認めることで、子ども自身も前向きでいられます。
▼声かけについてはこちらの記事も参考にしてみてください


④ 失敗を責めずに観察ポイントにする
「なんでできないの?」ではなく、「今どんなタイミングなんだろう?」「今日は疲れてるのかな?」など、観察の材料として捉えると、親の気持ちも少し軽くなります。
“できない=悪いこと”ではなく、“まだ途中”という視点が、トイトレを前向きに続けるコツです。
子どもにとっても、プレッシャーが減って「またがんばってみよう」「次はできるかな」とモチベーションが維持しやすくなるね!
頑張りすぎないトイトレの方法


怒らないためには、親の負担を減らす工夫も欠かせません。無理なくトイトレに取り組むための具体的な方法を紹介するので参考にしてみてください。
① トイレ環境を整える
・子どもに合った補助便座を導入する
・照明に替えるなど、トイレ室内を明るい雰囲気にする
・子どもが好きなアイテムを置く
・シール台紙などごほうびアイテムを取り入れる
環境が整うことで、子どもにとっても「トイレ=安心していい場所」と認識しやすくなります。
▼トイトレグッズについてはこちらの記事で詳しく解説しています


② タイミングの見極め
排泄のリズムがわかってくると、無理にトイレへ誘導する必要がなくなります。
起床後・食後・遊びの区切りなど、パターンを見つけると誘いやすく、子どもにとっても生活リズムの中に自然とトイレが組み込まれていきます。
「ごはんを食べ終わったからトイレにいってみよう!」のように自然な流れでトイレの習慣ができると、親にとっても子どもにとっても負担が少なくなりそうだね。
▼トイレのタイミングを見極めるのが難しい場合、おしっこタイミングを通知してくれるDFreeもおすすめです


③ 無理に座らせない
「今はトイレしたくなさそう」という時は無理に誘わないほうが、結果的にトイトレがスムーズに進むことも。
子ども自身が「やってみようかな」と思えるタイミングで関わることで、成功につながりやすくなります。
前向きにトイトレを続けるためには、トイレに対してネガティブな印象を持たせないことも大切です。



トイレへの誘い方や“断られたときの対応”をあらかじめ考えておくのもおすすめじゃよ。
④ 「できない日」もあってOK
大人でも体調や気持ちによって集中できる日や思うようにいかない日があるように、子どもにもその日のコンディションがあります。
そんな日は無理に進めようとせず「今日は休んでいい日」「気分が乗らない日なんだな」くらいに軽く受け止められると、親の気持ちの負担も大きく減ります。
トイトレは毎日の積み重ねが大切ではありますが、必ずしも“連続で取り組むこと”が正解ではありません。時には一歩下がって様子を見ることも、トイトレの大切なプロセスです。
親が頑張りすぎず余裕を持って関われるほうが、子どもも安心してトイトレに取り組むことができ、結果的にスムーズに進むことも。
トイトレは「休む勇気」も含めて、親子で一緒に歩む長い取り組みなのです。
排尿リズムやおしっこのタイミングを知るにはDFreeも便利
排泄のタイミングがつかみにくい場合には、排尿のリズムを“見える化”してくれるツールを使うのもおすすめです。トイレに誘うタイミングを判断しやすくなります。
排尿予測デバイスの『DFree(ディフリー)』はおしっこの量を計測し、スマホで通知してくれます。出そうなタイミングや排尿リズムの傾向を把握できるため、無理に誘ったり、怒ってしまう場面を減らすことに役立ちます。
それでもつらいときの「怒らない」工夫


どれだけ意識しても、毎日同じように余裕を持てるわけではありません。気持ちが爆発しそうな日は、次のような工夫が助けになるので頭の隅に置いておいてくださいね。
① 深呼吸して子どもとちょっとだけ離れる
短い休憩は、怒りの連鎖を断ち切るのに効果的です。安全が確保できる状況なら、子どもから数十秒離れるだけでも気分が落ち着きます。
② SNSや周りとの比較をやめる
「〇歳でできた」「うちは3日で成功した」などの情報は参考になる反面、焦りの原因にもなります。子どもの成長には大きく個人差があるため、比べない習慣が心を守ります。
③ 仲間を見つける
相談できる人がいるだけで、気持ちの負担は大きく減ります。
一人で抱え込むと「自分だけが頑張っている」と感じやすくなったり、子どもと自分だけで向き合い続けていると小さな失敗に敏感になってしまうことも。誰かに話すことで、状況を客観的に見る余裕が生まれます。
・家族
・保育園や幼稚園の先生
・支援者
・相談窓口
・ママ友やSNSなど同じような境遇の人同士のコミュニティ
こうした周囲の力も借りながら、苦しいときに気持ちをリセットできる環境をつくっておくことが、トイトレを続ける大きな支えになります。



アドバイスだけでなく、「わかるよ」「うちもそうだったよ」という共感の一言が、気持ちを軽くしてくれることもあるんじゃよ。
「もう無理…」と思っても大丈夫。肩の力を抜いて自分たちのペースで取り組もう
トイトレは親が子どもを一方的に導くものではなく、一緒に取り組むものです。怒らない・無理しないというスタンスは、遠回りに見えて実は一番のトイトレの近道。
スムーズにいく日もあれば後戻りの日もありますが、それはとても自然なことです。
焦りや比較で心が苦しくなったときは、一度立ち止まることも大切です。休んだり、相談したり、環境を整え直したりしながら、また落ち着いて取り組めるタイミングを待ちましょう。
焦らず、比べず、周りのペースに縛られずに。無理せず、あなたとお子さんに合ったペースで進んでいってくださいね。
【育児書のように進まないトイトレでお悩みのあなたへ】
「尿意を言葉で伝えられない」 「マニュアル通りのトイトレでうまくいかず、焦っている」 「“様子を見ましょう”“少しずつ進めれば大丈夫”と言われるけど、このままでいいのかな…」 そんなトイトレや排泄ケアに関して「どうしたら…」と悩んでいるあなたへ。
今、1,000組以上の親子を見てきた排泄支援の専門家による『トイトレの進め方』講座を開催しています。
【登壇者】理学療法士・公認心理師 髙橋賢太郎先生
横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること
- 言葉で伝えられない子への具体的なアプローチ
- 今日からできる排せつ支援の工夫
- トイトレを始めるタイミングの見極め方
- 焦らず進めるための考え方 など
“その子に合わせた進め方”を、排泄支援の専門家が解説します。
・講師は、1,000組以上の親子を見てきた排泄支援の専門家(理学療法士 兼 公認心理師)
・たった30分の無料講座
・毎日オンライン開催しているので都合に合わせて視聴可能
▼排泄支援の専門家による『トイトレの進め方』講座の詳細はこちらから
みんなのトイトレ体験談
▼【知的障害・4歳女の子】のトイトレ事例
▼【夜尿症・8歳男の子】のトイトレ事例

▼【先天性疾患/体幹機能障害・7歳女の子】の活用事例

▼DFreeについてはこちらの記事で詳しく解説しています!














