DFreeの使い方ガイド|排泄に課題のあるお子さまへのサポート事例と工夫

DFreeの使い方ガイド 排泄に課題のあるお子さまへのサポート事例と工夫

子どものトイレや排泄について「尿意がわからない」「トイレトレーニングをしているけれど停滞している」「おしっこのタイミングがつかめず、うまく誘導できない」といった悩みを抱えるご家庭は少なくありません。

トイレのサポート方法は、一人ひとり異なります。オムツ卒業を目指してトイレトレーニングをする子もいれば、オムツを使ったケアを続ける子、また医師の指示のもとで導尿を行っている子もいます。

どの方法であっても共通しているのは、「排尿タイミングが分かること」が大きな助けになるという点です。そうしたタイミングの把握をサポートしてくれるツールが、排尿予測を通知で知らせてくれる「DFree(ディフリー)」です。

この記事では、DFreeの使い方の基本と便利な活用ポイントをわかりやすく紹介します。

目次

DFreeとは?

腹部に装着された小型デバイス(DFree)の位置を示し、右側に断面図で超音波が4方向に広がり膀胱の状態を検知する仕組みが描かれている。膀胱と恥骨の位置関係も示されている。

DFreeは、お腹の中の赤ちゃんに使うのと同じ超音波センサーを用いて、膀胱の状態を測定し、排尿のタイミングを推測して通知するデバイスです。

おしっこの溜まり具合が10段階の数値でスマホに通知されるので、トイレ誘導の目安をつかみやすくなります。

DFreeは最新のトイトレアイテムとして注目されているほか、発達に特性のある子どもや排泄に支援が必要な障がい児のトイレサポートなど、幅広い場面で導入されています。

販売元であるDFree株式会社は、介護の領域で約10年にわたり排泄支援に携わってきた企業。排泄という繊細なテーマに向き合い、家庭や支援現場の声を取り入れながら製品開発とサポート体制を整えてきました。医療・福祉の現場を含め多くの利用実績があるので子どものトイトレアイテムとしても安心して利用できます。

DFreeの活用ポイント

DFreeは、単にトイレのタイミングを知らせる機器ではありません。

  • トイレの成功体験を積むためのサポート
  • 排尿(尿意)を伝えるコミュニケーションツール
  • 排泄の自立(自律)支援
  • 導尿タイミングの把握
  • 介助や見守りの負担軽減
  • 排尿リズムを知るための健康管理ツール

など、排尿の状態を“見える化”することで、さまざまな目的で活用できます。

▼さらに詳しい解説や、実際にDFreeを使っているお子さんの事例は以下の記事も参考にしてみてください

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DFreeの基本的な使い方

DFreeのセット内容には、本体センサー、固定用シート、充電器などが含まれています。

DFreeの基本の使い方は簡単3ステップ!

①お腹に貼って
②スマホで数値を確認
③通知がなったらトイレにいこう

①DFreeの装着方法

DFreeの本体は大きさ5㎝程度、重さはいちご1個分程度とかなりコンパクト。

装着方法は2種類あり、専用のゲルパッドや装着用シートを使って、下腹部(膀胱の位置)に貼りつけます。

2つの手順を示したイラストで、左は機器にゲルパッドを貼る様子、右は機器を装着しジェルを塗る様子が描かれている。
1. ゲルパッドで貼る方法2. 装着用シートで貼る方法
・最も手軽で皮膚への影響が少ない
・小さなお子さまにおすすめ
・最も安定して装着できる方法
・外出時や動きの多い方におすすめ
トイトレ博士

DFreeの装着用シートは医療用テープと同じ素材を用いているんじゃ。肌への負担が心配な場合でも、自分に合った方法で使用することができるのは安心じゃのう。

装着が難しい場合や、長時間つけておくことが苦手な子どもの場合には、体温計のようにお腹にかざして測定する「スポット尿測定という使い方も可能です。

また、使用にあたっては以下の点に注意しましょう。

  • 装着位置を膀胱あたりの位置から大きくずらさないこと
  • 皮膚トラブルがないか確認すること
  • 医療的ケアが必要な場合は特に、主治医や支援者と相談しながら使うこと

②おしっこの溜まり具合を確認

DFreeは、おしっこの溜まり具合を10段階の数値で表示します。数値が高まるにつれて、排尿が近づいている目安になります。

膀胱のたまり具合を示すグラフで、数値が0から10に向かって段階的に増加していく様子が描かれている。途中で「そろそろ通知」と表示され、排尿のタイミングが近づいていることを知らせる仕組みを示している。下部には、膀胱内の変化を示す断面イラストが段階ごとに並んでいる。

あらかじめ通知設定をしておくことで、一定の数値に達した際にスマートフォンやタブレットへ通知が届きます。

トイレくん

通知のタイミングは子どもに合わせて個別に設定できるよ!

③通知がなったらトイレに行く

通知を受けたら、

  • トイレへ声かけをする
  • オムツ交換のタイミングを検討する
  • 導尿の準備をする

など、子どもに合った対応を取りましょう。

また、アプリ内ではこれまでの測定履歴も確認できます。排尿リズムを振り返ることで、「午前中は間隔が短い」「夕方は比較的安定している」といった傾向が見えてくることもあります。

スマートフォンアプリの3つの機能を紹介する図で、左から「排尿傾向」「排尿表」「排尿回数・尿のたまり具合の最大値」が並んでいる。時間帯ごとの傾向を示すヒートマップ、排尿の成功や漏れを記録したカレンダー、成功率や最大値をグラフで振り返る画面が表示されており、トイレのタイミングや成長の把握に役立つ内容となっている。
トイトレ博士

こうしたデータは、支援計画や家庭内でのスケジュール調整にも役立つのぅ

【我が家のDFree体験談】実際に使っている方々の声を紹介

実際の使い方は、家庭や支援環境によってさまざまです。ここでは、“使い方”に焦点を当てて、実際にDFreeを使っているお子さんの事例を紹介します。

家庭での活用

“溜まっているから連れていく”ようにしたことで、親子共にストレスが大きく減りました。適切なタイミングでトイレ誘導できるようになったことで、子どもの中で少しづつ“自分の意志でおしっこを出す感覚”がわかってきたように感じています。(4歳女の子・知的障害、自閉症スペクトラムとADHDの疑い)

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園・学校・外出時の工夫

こだわりの強さからトイレを我慢して膀胱炎や脱水症状などを起こすほど困っていました。DFreeを使い始めてからは、子ども自身が尿の溜まり具合を数値で確認できるので、家だけでなく学校や放デイでもトイレ誘導がスムーズになったようです。外出先でもトイレに行けるようになってきて、今ではDFree が生活の中でなくてはならないものになっています。(小学校1年生の男の子・自閉スペクトラム症(ASD))

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支援者との情報共有

DFreeを使うことで、子どもの状態を判断する指標が一つ増えたと感じています。排尿回数や間隔も記録されるので、支援者みんなで共有できますし、医師に相談する時にも情報として役立っています。実際に脱水傾向に気付けたこともありとても助かりました。(4歳の男の子・福山型筋ジストロフィー)

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利用しているお子さんの背景はさまざまです。

  • 発達障がいのあるお子さん
  • 知的障害のあるお子さん
  • 肢体不自由のあるお子さん
  • 重症心身障がい児

ケース別の詳しい事例については、「みんなのトイトレ体験談」の中でもたくさん紹介しています。ご家庭の状況に近い事例を参考にしてみてくださいね。

▼「口コミや評判も知っておきたい」という方は、こちら記事も併せてチェック!

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DFreeは、排尿タイミングを“見える化”することでトイレ誘導やオムツ交換、導尿などの判断をサポートします。成功体験を積み重ねるきっかけづくりや、介助の負担軽減、日々の健康管理にも役立ちますよ。

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トイトレ博士

実際に使ってみることで、必要性や使い心地が具体的に見えてくるじゃろう

排泄は、子どもの尊厳や生活の質に深く関わる大切なテーマです。

焦らず、比べず、その子のペースに合わせながら。選択肢のひとつとして、DFreeの使い方を知っておくことが、支援の幅を広げるきっかけになるかもしれません。

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【登壇者】理学療法士・公認心理師 髙橋賢太郎先生

横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること

  • 言葉で伝えられない子への具体的なアプローチ
  • 今日からできる排せつ支援の工夫
  • トイトレを始めるタイミングの見極め方
  • 焦らず進めるための考え方 など

その子に合わせた進め方”を、排泄支援の専門家が解説します。

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みんなのトイトレ体験談

▼【知的障害・4歳女の子】のトイトレ事例

▼【夜尿症・8歳男の子】のトイトレ事例

▼【先天性疾患/体幹機能障害・7歳女の子】の活用事例

▼DFreeについてはこちらの記事で詳しく解説しています!

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この記事を書いた人

フリーランス編集者/ライター。2021年生まれの娘は2歳手前で急性脳症を発症し、重度知的障害・てんかんなど重い後遺症が残りました。現在ゆる~くトイトレにも挑戦中!

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