オムツ購入費の助成金とは?対象者別に制度の種類や支給内容を解説!

オムツ購入費の助成金とは?対象者別に制度の種類や支給内容を解説!

赤ちゃん用オムツから成人向けオムツまで、人生で誰もが一度は使用するオムツ。毎日使うものなので、経済的な負担が意外と大きいですよね。

実は、オムツの購入は条件を満たせば助成金制度を利用することができます。

この記事では、オムツ購入費の助成金制度について、対象者別にわかりやすく解説します。医療費控除になるケースについても紹介するので、オムツを利用している方は必見です!

目次

オムツを購入すると助成金がもらえる?

オムツを購入する際、条件を満たす場合には購入費用の助成金がもらえる可能性があります。

オムツの助成金の種類

オムツ購入費の助成金は、大きく分けると以下のような対象者に向けて用意されています。

  • 乳幼児
  • 障がい児・障がい者
  • 高齢者

乳幼児のオムツ助成金

寝転ぶ赤ちゃんとオムツ替えをする手

乳幼児向けのオムツ助成金は、一部の自治体で実施されています。対象者や支給内容は自治体によりさまざまです。たとえば、オムツ購入費用の一部助成や、オムツ購入に使用できるクーポン券の配布、オムツの宅配などがあります。

実際に乳幼児のオムツ助成金制度を実施している自治体を一部ご紹介します。

神奈川県厚木市のオムツに関する助成制度(乳幼児用)

 対象:2歳誕生日の前月までの子ども

 支給内容:月1回紙オムツ・おしりふきの配送(限度額までは自治体負担)

鳥取県岩美町のオムツに関する助成制度(乳幼児用)

 対象:1歳未満の子ども

 支給内容:上限50,000円まで助成金支給

全国一律の制度ではないので、お住まいの市区町村ホームページでオムツに関する助成制度があるかどうか確認してみましょう。

ライター上野

筆者の住む自治体では、オムツではなくオムツを捨てるゴミ袋の支給制度があり、利用していました。ゴミ袋も金銭的負担になるので助かりました!

障がい児・障がい者のオムツ助成金

きれいに並べられたたくさんのオムツ

障がい児・障がい者の場合は、障害者総合支援法に基づく「日常生活用具給付制度」でオムツの助成金を受けることができます。制度の実施主体は市区町村なので、対象者の条件など制度の細かい内容については自治体ごとに異なります。

多くの自治体では、「身体障害や難病のために常時紙オムツが必要な方」が対象となっていますが、障害種別や等級などでさらに詳細な条件が指定されていることがあります。

また、支給内容も自治体によってさまざまです。指定業者からオムツの宅配を受ける現物給付や、購入費用の還付を受ける償還払い、店舗購入の際に上限額までは公費負担で購入する、などがあります。

障がい児・障がい者向けオムツ助成の例をご紹介します。

東京都文京区のオムツに関する助成制度(障がい児・障がい者用)

 対象:満4歳以上満64歳以下で、身体障害者手帳又は愛の手帳の交付を受けている方。
    在宅で、寝たきり又は失禁状態にあり、現におむつを使用している方

 支給内容:月額6,500円を上限とし、オムツをカタログ注文

神奈川県横浜市のオムツに関する助成制度(障がい児・障がい者用)

 対象:身体障害・知的障害・精神障害のある方及び障害福祉サービスの対象となる難病患者の方

 支給内容:原則1割負担(負担上限月額あり)

制度を利用する際には、医師の意見書や障害者手帳の写し、オムツ購入費の見積り書が必要となることがあります。

ライター上野

筆者の自治体では、「脳原性移動機能障害で常時オムツ使用」が条件でした。障害者手帳の再交付を受けるなど、制度を利用できるまでに時間がかかったので、助成制度の利用を考え始めたら早めに自治体窓口へ相談することをおすすめします。

▼障がい児のオムツ費用助成制度について詳しい解説はこちら

高齢者のオムツ助成金

大人用おむつを両手で持って広げている様子

高齢者の場合、市区町村による高齢者福祉サービスの一環として「紙オムツ給付」や「オムツ代助成制度」が設けられていることがあります。この制度も実施主体は市区町村であり、対象者や支給内容は各自治体により異なります。

対象となるのは、要介護認定を受けており、常時オムツを使用している方である場合が多いです。支給内容はオムツ購入費用の一部助成、オムツの現物支給などがあります。

高齢者のオムツ助成金の自治体例をご紹介します。

兵庫県神戸市のオムツに関する助成制度(高齢者用)

 対象:要介護4以上で神戸市内に居住し、在宅で介護を受けている高齢者またはその方を在宅で介護している家族

 支給内容:年額25,000円から100,000円分

オムツ代は医療費控除の対象となることも

また、オムツ購入費は医療費として税金の控除対象になる場合があります。

対象者

・6ヶ月以上、寝たきりの状態である人

・常時オムツが必要であると説明を受けている人

申請方法

1.医師に意見書を発行してもらう

初めて申請をする時には医師の意見書が必要です。意見書にかかった費用も、医療費として控除対象にすることができます。

2.必要書類を準備して確定申告を行う

医師の意見書とオムツ購入のレシートを合わせて、確定申告で手続きを行います。

次の年からは、オムツ購入のレシートのみで手続き可能です。

なお、自治体のオムツ助成金制度を受けた場合でも、自己負担分については医療費控除の対象になります。忘れずに手続きをしましょう。

助成金を利用してオムツの経済的な負担を軽減しよう

床に重ねられたたくさんのオムツ

オムツ購入費の助成金制度は、自治体ごとに対象者や条件、給付内容が異なります。まずはお住まいの市区町村のホームページや窓口で、利用できる制度があるかを確認しましょう。

制度が利用できる場合は積極的に申請し、経済的な負担を少しでも軽くすることが大切です。

一方で、助成金の対象とならない家庭もあります。その場合でも、オムツの使用量を減らす工夫によって負担を抑えることが可能です。たとえば、排尿予測デバイス「DFree」の利用でトイレの成功率が上がり、オムツの使用枚数が減ったことで、購入費の負担軽減につながったという声もあります。

▼実際の声はこちらの記事から

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この記事を書いた人

慢性期病棟での勤務を通じて、排泄ケアや自己導尿の指導などに関わってきました。医療的ケア児である長男の排泄ケアを行いながら、4歳のきょうだいのトイトレにも奮闘中!

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