
またおもらししちゃった…



どうして教えてくれないの?
トイトレ中、思うように進まない毎日に「私のやり方が間違っているのかな」「他の子はもうできているのに」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。
しかし、子どもが「出る前に教えてくれない」のは、やり方が悪いのではなく、子どもなりの理由があります。
この記事では、トイトレ中の子どもが出る前に教えてくれない理由や、保護者ができる具体的なサポート方法について詳しく解説します。一緒に解決策を見つけていきませんか?
保育士 ごりせん(ごり先生)


保育歴16年目。保育園勤務13年を経て、フリーランス保育士&ベビーシッターに転身。現在は企業SNSの企画・運用やショート動画制作、育児支援コミュニティのサポートなど幅広く活動中。Instagramでは「ママの悩みを笑いに変える!」をテーマに、保育士ならではの視点で“あるある”や役立つ情報をユーモアたっぷりに発信。笑って学べる子育てネタで全国のママ・パパを応援しています。
Instagram:https://www.instagram.com/gori.hoiku/
トイトレ中の子どもが「出る前に教えてくれない理由」って?
子どもがトイレのタイミングを教えてくれない背景には、以下のような「発達段階ならではの理由」が隠れている可能性があります。
身体の感覚がまだ発達途中


2〜3歳の子どもは、膀胱の感覚や排尿のコントロール機能がまだ未熟な状態です。大人のように「そろそろトイレに行きたい」と予兆を感じ取るのが難しく、気がついたときには「もう出そう」という状況になっているケースも珍しくありません。
この時期の子どもにとって、尿意を感じてから実際に排尿するまでの時間は非常に短いものです。そのため、教えてからトイレに向かうまでの時間的余裕がほとんどありません。
他のことに夢中になっている
遊びや活動に集中すると、子どもは身体の感覚に意識を向けるのが難しくなります。楽しい遊びの途中で尿意を感じても「中断したくない」「いまは遊びが優先」という気持ちが強くなり、ついつい我慢してしまうのです。
結果として、限界まで我慢してしまい「もう間に合わない」という状況で初めて「トイレ!」と言うことになります。
言葉で表現するのが難しい


「おしっこが出そう」「トイレに行きたい」という感覚を言葉で表現するのは、子どもにとって高度なスキルです。身体の感覚を言語化し、それを適切なタイミングで伝えるのは、大人が思っている以上に複雑な作業といえます。
特に、まだ語彙が限られている時期の子どもにとって、微妙な尿意の変化を的確に表現するのは非常に難しいものです。
オムツに出すのが当たり前になっている
長期間オムツを使用していると、子どもにとって「オムツに出すのが当たり前」という感覚が定着してしまいます。これまで何の準備もせずに排泄できていたため「事前に知らせる」という概念そのものが理解しにくい状態です。
トイレに座っても出ずに降りた直後にオムツへ排泄したり、尿意を感じても「いつものように出せばいい」と考えたりするのは、このような習慣化が影響しています。



子どもがトイトレを始める準備ができているか、基本に立ち返ってもう一度確認してみるのも良いかもしれんのぅ。
▼「3歳の我が子、尿意がわからないみたい…」とお悩みの方はこちらの記事をチェック




子どものトイレのタイミングを見極める方法



子どもの排泄のタイミング、どう掴んだらいいかわからない
記事をお読みになり、そう感じる方もいらっしゃいますよね。子どもが直接教えてくれない場合でも、以下のポイントを押さえながら注意深く観察すると、排泄のタイミングを予測しやすくなります。
起床後・食事後・就寝前の定期的なタイミングを見計らう


以下は、多くの子どもに共通する排泄リズムです。
- 朝起きてから30分以内
- 食事の後1〜2時間後
- お昼寝の前後
- 夕食後から就寝前
個人差はありますが、まずはこのリズムを意識してトイレに誘ってみることから始めてみてください。
毎日同じタイミングで声をかけると、子ども自身も「この時間はトイレの時間」という習慣を身につけやすくなります。また、定期的に誘ってみることでその子が尿をためていられる時間も把握しやすくなります。
注意しておきたいのは、必ずトイレに行かせなければならないわけではなく、「定期的にトイレに行くチャンスを増やす」という意識で声かけするということです。決して無理強いはしないようにしましょう。
水分摂取量を確認する


日頃から子どもがどの程度水分を摂取しているか、意識的に確認するのも大切です。「今日はたくさん飲んでいるからおしっこも溜まりやすいかも」「あまり水分を摂っていないかも」など、摂取量に応じてトイレのタイミングが変わることを意識して関わるとよいでしょう。



子どもは水分を摂って1時間後くらいには排尿することが多いです。そのくらいの時間を目安に、子どもの様子をよく観察してみてください。また、「漏らしてもしょうがない」と割り切る気持ちも時には大切。おおらかな気持ちで取り組みましょう。
身体や表情などの動きに注目する
子どもは言葉で表現できなくても、身体の動きやしぐさで尿意を示す場合があります。
身体の動き
- 足をモジモジさせる
- 股間を押さえる
- 体をくねらせる
- 落ち着きがなくなる
- 遊びを中断して立ち上がる
表情や行動
- 急に静かになる
- 集中力が散漫になる
- 同じ場所をウロウロする
- 隠れようとする
これらのサインを見逃さないよう、日頃から子どもの様子を優しく見守るとよいでしょう。じっと観察しすぎると子どもがプレッシャーを感じてしまうため、自然に遊びながら、さりげなく様子を見る距離感を保つのがポイントです。


保護者ができる具体的なサポート方法



親としてどんな支援をすればいい?
そうお悩みの方に向けて、子どもがトイレのタイミングを教えてくれるように保護者にできるサポート方法をご紹介します。
定期的な声かけ


前述したとおり、起床後・食事後・就寝前などのタイミングで定期的に声掛けをしてみるのがおすすめです。「トイレに行く?」という問いかけよりも「一緒にトイレに行ってみない?」「ママ(パパ)もトイレに行くから、一緒に行こうか」と自然に誘うのが効果的でしょう。
子どもが「行かない」と答えても、無理強いせずに「また後で声をかけるね」と受け入れる姿勢を示すのがポイントです。
布パンツにしてみる
思い切って布パンツに切り替えると、子どもが濡れたときの不快感を実感できるようになります。オムツは吸収性が高く濡れても快適なため、子どもが排泄に対する意識を持ちにくいものです。
しかし布パンツなら「濡れて気持ち悪い」という感覚を通じて、事前にトイレに行く必要性を自然に学習できます。ただし、急激な変化は子どもにとってストレスになり、トイレへの恐怖心や抵抗感を生む可能性も否定できません。完全に布パンツへ切り替える前に、短時間から始めて徐々に慣らしていくのが大切です。
また、布パンツを子どもと一緒に選ぶようにすると「自分で選んだお気に入り!」という気持ちが、子どものモチベーションに繋がります。大人にやらされているのではなく「自分の意思で取り組んでいる」という意識づけにも繋がるので、おすすめです。
▼パンツを履くのを嫌がる子どもにお悩みの方はこちら


環境づくりとモチベーション向上
子どもが安心してトイレを使えるよう、足台や子ども用便座を設置し、手の届く場所にトイレットペーパーを配置するのも有効です。明るく清潔な空間を保ち、好きなキャラクターのグッズを飾って、トイレを楽しい場所にしてみましょう。



その他にもトイトレを楽しくするアイデアはたくさんあります!たとえば、キラキラやぷっくりしたものなど、特別なシールをトイレのご褒美として用意する。小さなお手紙を作って「トイレにいるお友達に届けにいこう!」と、“ごっこ遊び”のようなかかわりも効果的。
成功したときは「やったね!」「すっきりしたね」と喜びを共有すれば、子どものモチベーションも上がります。
排泄パターンを把握する


トイレの時間帯や間隔、食事や水分摂取との関連、成功・失敗の状況を簡単にメモしておくのもおすすめです。記録を続けると、わが子ならではの排泄リズムが徐々に見えてきます。
最初は、大まかな記録で十分です。負担に感じない程度に続けてみてください。



子どもがおしっこをためている時間を把握できると、声掛けのタイミングもとりやすく、成功率もぐっと上がります!




それでも失敗を繰り返す…親として大切な心構えは?
失敗が続く日々はつらく、保護者としてもつい感情的になってしまいがちです。そんなときこそ大切にしたい心構えについてお伝えします。
失敗しても怒らない


おもらしをしてしまった際、つい「なんで教えてくれなかったの?」と言いたくなるのは自然なことです。しかし、子どものトイトレ時の失敗は、まだ身体の発達が追いついていない、集中していて気づかなかったなどの理由があります。深呼吸をして「大丈夫だよ、一緒にお着替えしよう」と優しく声をかけてあげると、子どもは安心してチャレンジを続けられます。
子どものペースに合わせる
周りの子どもと比較して「同じ年齢の〇〇ちゃんはできているのに」と焦ってしまいますよね。
しかし、子どもには個性があり、早い子もいれば時間をかけて確実に進む子もいます。効率よく進めようとするのではなく、子どものペースを尊重しながら成長を見届ける姿勢が大切です。
小さな進歩を認める
「完璧にできなければ成功ではない」と思いがちですが、トイトレは小さな階段を一段ずつ上がっていくようなものです。「今日は少し早く教えてくれた」「トイレに座れた」「パンツを汚さずに過ごせた時間が長くなった」など、小さな変化でも成長といえます。「よくできたね」と認めてあげると、子どもの自信と意欲を育てられるでしょう。
保護者が一人で抱え込まない
毎日の失敗に疲れて「私のやり方が悪いのかな」「他の人はうまくやっているのに」と自分を責めてしまう方も多いのではないでしょうか。その気持ちを一人で抱え込む必要はありません。
家族や友人、保健師さんなど、周りの人に相談したり同じ経験をした方と話したりすることで「みんな同じように悩んでいるんだ」と気持ちが軽くなります。
「思い切ってやめてみる」という選択肢を持つ
あまりにもうまくいかなくて親子で苦しくなる時は、思い切って一度トイトレをやめてみるという決断も選択肢の一つです。
オムツは、心と体の準備が整ったら必ず外れます。お互いにつらいのに無理して続けると逆に外れるタイミングが遅くなることも。



一度やめたとしても必ずまたタイミングは来るので、気負いすぎず楽しくをモットーに進めましょう!


子どものペースを大切にしながらあたたかく見守ろう


「出る前に教えてくれない」という悩みは、トイトレにはつきものです。定期的な声かけや環境づくり、そして何より保護者自身が焦らずに子どものペースを尊重すると、きっと成功する日が訪れます。
トイトレは親子で一緒に成長していく過程です。肩のちからを抜いて、無理せず楽しく取り組んでいきましょう。
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