【子どものトイレやオムツに悩むすべての方へ】親の心構えや関わり方のヒントを紹介

【子どものトイレやオムツに悩むすべての方へ】親の心構えや関わり方のヒントを紹介

トイトレといっても、何から始めればいいかわからない

障がいや医療的ケアがあって、一般的な情報が当てはまらない…

周りの子と比べて焦ってしまう


子どものトイレについて、心配や不安はつきものです。特に発達や身体の特性、また障がいや医療的ケアなどがある場合には、一般的なトイトレやトイレや排泄のサポートがそのまま当てはまらない場合もあり、親だけで解決するにはなおさら負荷が大きいでしょう。

この記事では、トイトレやトイレ支援における“親の心構え”サポートの仕方のヒントなどを紹介します

トイトレ博士

お子さんの発達・特性・生活環境に合わせて、“どんな一歩から始めればいいのか”を一緒に見つけるのじゃ

目次

はじめに|発達特性や障がいがあってもトイレの自立(自律)は目指せる

肢体不自由のある子どもが車いすに座り、装具を装着している足元の様子

発達や身体の特性、障がいや医療的ケアなどがある場合、「トイトレの一般的なやり方がそのまま当てはまらない」といった“壁”にぶつかるご家庭は少なくありません

一般的に、トイレの自立は「トイレで排泄できてオムツが外れること」ですが、障がい児にとってのトイレの自立(自律)は、ただ「オムツが取れる」という意味ではありません。排泄の習慣を整えることは、以下のような“学び・心・生活”のすべての土台を育てていくプロセスでもあります

  • 学び

排泄に関する一連の動きのなかで、子どもは自分の身体の感覚に気づく能力、衣服の脱ぎ着などの運動能力、他者とのやりとりのコミュニケーション能力などを養っていきます。

「トイレに座れた」「やってみた」といった小さな成功体験が、子どもの「できた!」という達成感満足感につながります。成功体験を重ねることで、自己効力感や自尊心をはぐくみ、内面的な成長につながります。

  • 生活

排泄が安定してくることで、外出や日常生活の選択肢の広がりや家族の介護負担の軽減など、生活の質も変化します。

排泄を通して「心と身体が前に動き出す」、その過程そのものが子どもの自立(自律)を支える大切な関わりです

大切なのは周りと比べることではなく、「その子自身のペース」を見つけること。どんな特性のお子さんであっても、その子に合った進め方が整理されれば、確かな一歩を踏み出すことができるのです。

大切なのは、周りと比べることではなく、「その子自身のペース」を見つけること。トイトレは、長い目で見て育っていくプロセスなのです。

気負わなくて大丈夫!トイトレの心構え

トイトレは、決められたステップを順番にクリアしていく“一本道”ではありません。

子どもの発達段階や体調、生活リズム、そして家庭の状況に合わせて、ステップを前後したり、時にはスキップしてもまったく問題ありません。

 「今はここまでできている」「ここはまだ難しそう」と整理しながら、柔軟に調整していくことが大切です

完璧を目指さなくて大丈夫。今日できなくても、少しずつ、子どものペースでできるようになることもたくさんあります。

まずは、トイトレの全体像をざっくり把握したうえで「今のわが子に合った位置から始める」という気持ちでゆったりと向き合ってみましょう

髙橋先生

排泄は、生きるために欠かせない行為です。同時に、感覚・運動・コミュニケーションなど、育つために必要なたくさんの機能が学べる場でもあります。一方で個別性が高くデリケートな側面もあり、年齢や発達状況に応じて十分に配慮されるべき行為でもあります。
このように様々な特徴をあわせもつ排泄行為は、すべてのお子さんにとって大きな挑戦と言えるでしょう。まずは、お子さんの現在地を把握することから始めてみましょう。

▼トイトレの“全体の地図”を確認しよう!全プロセスをチェック

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「うちの子、今どこ?」を知るための視点を持とう

子どもが椅子に座る母親に話しかけている様子

トイトレを進めるうえでとても大切なのが、子どもの“今の状態”を正しく知ることです

「まだできていない」と考えるのではなく、「次にできそうなヒントはどこにあるかな?」という視点で見てみましょう。

例えば、

  • トイレに入ることはできる?
  • 便座に触れるのは平気?
  • 濡れた感覚や違和感に気づいている?
  • どうやって介助すると座位が安定する?

こうした小さなポイントを一つずつ確認していくことで、今どのステップにいるのかが見えてきます。

特に、発達に特性がある子どもや、障がいや医療的ケアがある子どもの場合は「一般的なトイトレの前提」をそのまま使えないこともあります。

だからこそ、現状を丁寧に整理すること自体がトイトレの大事な一歩なのです

▼子どもに合った支援の仕方はこちらの記事も併せてチェック

発達障害の子どものトイレのこだわりって?原因や家庭でできる対処法を詳しく解説

【怒らないなんて無理?!】子どもに合わせたトイトレのヒントや無理せず取り組む工夫をご紹介

▼専門家に相談しながら“子どもの現状”を把握したい方はこちら

子どもの特性に合わせて楽しくトイトレをするためのサポート術

トイトレは「大人が主導して頑張らせるもの」ではありません。子どもが安心して一歩を踏み出し、成功体験を積めるような「環境を整えること」が大切です

子どもの特性に合わせた工夫を取り入れることで、トイレへのハードルがぐっと下がることもあります。ここでは、今日からできるサポート方法について紹介していきます。

今日からできるサポート

「声かけ」の工夫

「出るまで座ろう」ではなく、「ちょっと座ってみようか」「座れたね、ありがとう」といった声かけがおすすめです。結果ではなく、行動そのものを認める言葉を意識してみましょう

座る時間設定の工夫

最初から長く座る必要はありません。
5秒だけ、立ち上がってもOKなど、成功しやすい設定から始めることで、トイレへの抵抗感を減らせます。

▼今日からできるトイトレの声かけの工夫と「トイレに座る時間」についてはこちらの記事で詳しく解説しています

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少しの準備でできるサポート

環境調整

照明をやわらかくする、壁紙や掲示物をシンプルにするなど、落ち着ける空間づくりも大切です。

▼環境調整などトイトレ中に参考にしたい工夫はこちらの記事でも詳しく解説しています

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トイレのモチベーションを上げる工夫をする

できたねシールスタンプカードなど、視覚的に達成感を感じられる工夫も効果的です。

▼トイレのモチベーションを上げる工夫についてはこちらの記事で詳しく解説しています

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トイトレグッズを導入する

踏み台補助便座障がい児用トイレチェアなど、体の安定を助けるアイテムは「安心感」にもつながります。また、トイレ介助の負担軽減にもなりますよ。

▼トイトレグッズはこちらの記事で詳しく紹介しています

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感覚過敏への対策

音や匂いが苦手な場合は、イヤーマフを使ったり、換気をするといった工夫で負担を減らせます。

▼感覚過敏への対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています

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▼「どうしていいかわからない…!」という場合には専門家に相談してみよう

親が“がんばりすぎない”ために

つまずいたら“戻る”のも“休む”のも立派な選択肢

トイトレは、うまくいかない日があって当然です。それは障がいの有無に関わらず、全ての子どもにいえることです。

「戻る」「休む」ことも、立派な選択肢のひとつ

  • 「座れる日と座れない日がある」
  • 「成功が続いたのに、急に失敗が増えた」
  •  「パンツの日を減らしたい気持ちが出てきた」

こうした子どもの変化を「情報」として捉えてみてもいいでしょう。

体調や疲れ、感覚の波、環境の変化などは、大人だけでなく子どもにもあります。場合によっては、トイトレの段階を一つ戻してみたり、休んだりすることが、結果的に近道になることもあります。

「戻る=失敗」ではなく、「子どもの今の状況・状態に合う形へ調整している」と考えてみてください。

また、サポートする親にも、調子の悪い日や頑張れない日はあるもの。親子で無理なく進めていきましょう。

専門家と一緒に考えてみよう

以下のような場合には、専門家と一緒に現状を整理することで、関わり方のポイントが見えやすくなることもあります。

・障がいや特性に応じた工夫
・排泄リズムの把握
・不安やこだわりの強さ

一人や家庭だけでのトイトレに行き詰まりを感じた場合には、抱え込まず、保育園や療育施設と連携することも大切なサポートです

「園ではどうしているか」「家庭では何が難しいか」を共有することで、子どもにとって一貫した関わりがしやすくなります。

トイトレ博士

一人で頑張らなくても周りの力を借りながら進めていけばいいんじゃ。

▼保育園や支援者との連携についてはこちらの記事で詳しく解説しています

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トイトレは親が「一人で抱え込まない」ことが大切

「うちの子の場合はどうしたらいい?」がわかるだけで、心の負担は大きく軽くなります。

特に、障がいや医療的ケアがある場合は、迷いやすく、正解が見えにくいもの。

だからこそ、一人で悩まず、情報や相談先を上手に使うことが大切です

トイトレは、親子で少しずつ積み重ねていくものです。焦らず、比べず、その子に合ったペースで進めていきましょう。

【全体像】トイトレの進め方に迷ったら

トイトレの進め方に不安を感じたら、いつでも全体のロードマップに戻って確認しましょう。

▼トイトレ支援の全体像はこちらの記事で確認できます。

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うちの子はトイレ空間を極端に嫌がる…」「抱きかかえるのが難しくなってきたので、介助の仕方について相談がしたい

そんな時は、一人で抱え込まず、専門家への相談も検討してみてくださいね。

【育児書のように進まないトイトレでお悩みのあなたへ】

尿意を言葉で伝えられない」 「マニュアル通りのトイトレでうまくいかず、焦っている」 「“様子を見ましょう”“少しずつ進めれば大丈夫”と言われるけど、このままでいいのかな…」 そんなトイトレや排泄ケアに関して「どうしたら…」と悩んでいるあなたへ。

今、1,000組以上の親子を見てきた排泄支援の専門家による『トイトレの進め方』講座を開催しています。

【登壇者】理学療法士・公認心理師 髙橋賢太郎先生

横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること

  • 言葉で伝えられない子への具体的なアプローチ
  • 今日からできる排せつ支援の工夫
  • トイトレを始めるタイミングの見極め方
  • 焦らず進めるための考え方 など

その子に合わせた進め方”を、排泄支援の専門家が解説します。

講師は、1,000組以上の親子を見てきた排泄支援の専門家(理学療法士 兼 公認心理師)
たった30分の無料講座
毎日オンライン開催しているので都合に合わせて視聴可能

▼排泄支援の専門家による『トイトレの進め方』講座の詳細はこちらから

みんなのトイトレ体験談

▼【知的障害・4歳女の子】のトイトレ事例

▼【夜尿症・8歳男の子】のトイトレ事例

▼【先天性疾患/体幹機能障害・7歳女の子】の活用事例

▼DFreeについてはこちらの記事で詳しく解説しています!

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この記事を書いた人

フリーランス編集者/ライター。2021年生まれの娘は2歳手前で急性脳症を発症し、重度知的障害・てんかんなど重い後遺症が残りました。現在ゆる~くトイトレにも挑戦中!

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