
トイレトレーニングをしたいけれど子どもがパンツを嫌がる



パンツを履きたくない理由が分からない…
トイレトレーニング(以下トイトレ)といえば、トレーニングパンツを履きながら“パンツが濡れる不快感を”知り、徐々にトイレに行けるようになるというのが定番の流れ。
しかし、子どもがパンツを拒否するとなかなかそのステップに進むことができません。
筆者の息子も、3歳になっても「パンツは嫌」と言い続け、なかなかトイトレが進められませんでした。この記事では筆者の体験談も踏まえながら、子どもがパンツを嫌がる理由や親の関わり方、パンツを嫌がる子どものトイトレの進め方について紹介します。
基本的なトイトレの進め方


トイトレは一般的に以下のようなステップで進めていきます。
まずはトイレに行くこと、便座に座ることに慣れるところからスタートします。
「見に行くだけ」「座ってみるだけ」でもOKです。
トレーニングパンツを使いながら、おしっこが出そうなタイミングでトイレに誘い、徐々に尿意を掴んでいきます。
途中でお漏らししてしまうこともありますが、その“不快感”を覚えることで、少しずつ子ども本人も尿意のタイミングが掴めるようになります。
失敗と成功を繰り返しながら、だんだんと「出そう」という感覚が分かっていき、自分から「トイレ行きたい」と意思表示できるようになっていきます。
この流れの中で、特に「尿意を掴む」段階ではトレーニングパンツを使用するのが一般的。
ここで子どもに「パンツは嫌!」と拒否されると困ってしまいますよね。



じゃが、子どもには子どもなりの“パンツを嫌がる理由”があるんじゃよ
子どもがパンツを嫌がる理由


オムツの方が安心
オムツは子どもにとって“生まれた時から親しんできたもの”。それが突然パンツに変わってしまうことは、大人が思っているよりも子どもにとっては大きな変化です。「パンツよりもオムツが安心」そんな思いからパンツを嫌がる子どももいます。
性格の個人差
子どもの性格によって、パンツを拒否するケースもあります。新しいことや変化が苦手な子どもは、好奇心旺盛な子どもよりもパンツを拒否しやすいといえるでしょう。
感覚過敏や素材の違和感
フィット感が苦手だったり、ゴムや縫い目が気になるなど、感覚過敏やこだわりなどの発達特性がある場合にも、パンツを拒否することがあります。
パンツの濡れた感覚が不快
以前にパンツを履いた経験がある場合、パンツが濡れる感覚が不快だったことから、「もう履きたくない」とパンツを嫌がる子もいます。
トイレにいく必要性がわからない
子どもにとっては、赤ちゃんの頃からオムツでおしっこをするのが当たり前。そのため「オムツを履いていればおしっこできるのに、なぜトイレに行くのかわからない」と感じる子どもも。



筆者の子どもも「オムツのほうがそのままおしっこできて便利だもん!」といってパンツを拒否していました。子どもながらそんなことを考えているのか…と驚きました。



視点を変えれば、不快感をしっかりキャッチできているということじゃな
失敗が怖い
おしっこが漏れる不安感からパンツを嫌がることもあります。また、以前パンツでお漏らししてしまった際に親に怒られた場合などは「怒られるのが怖い」という理由からパンツを拒否しているかもしれません。


パンツを嫌がる子どもへの関わり方のコツ





子どもの気持ちはわかったけど、じゃあどうしたらいいの?
ここからはパンツを嫌がる子どもへの関わり方のコツをご紹介します。
まずは子どもの気持ちを受け止める
一番大切なことは「パンツを履きたくない」という子どもの気持ちを否定せずに受け止めることです。まずは気持ちを受け止めることで、子どもなりの“パンツが嫌な理由”を話してくれるかもしれません。



何度も拒否されるとつい「みんな履いてるよ」「これを履かないとお兄ちゃんになれないよ」などと言ってしまいそうになりますが、ぐっとこらえて寄り添いましょう…!
子どもが「パンツ履いてみようかな」と思う誘い方をする
子どもがパンツに興味を向けるような誘い方をしてみるのもおすすめです。例えば、子どもと一緒にパンツを買いに行く、その日に履くパンツを子どもと一緒に選ぶなど。
“自分で選んだパンツ”という満足感がやる気を引き出し、トイトレのモチベーションアップにも繋がります。
それでも子どもがパンツを嫌がったらどうする?【体験談】





子どもの気持ちをよく聞いたし、一緒にパンツを選ぼうとした。それでもやっぱりパンツを履いてくれない…。



さまざまな工夫をしてみても、やっぱりパンツを履いてくれないという子どももいると思います。筆者の息子もそうでした。そこで、そんな時に筆者が実践した対処法をご紹介します。
履きたくないなら履かなくてもいい
まず、パンツを履かせようと頑張るのをやめました。子どもの気持ちが乗らなければ、親が何とかしようといくら頑張っても思い通りにいきません。「パンツを履かせよう」ではなく、「履かなくてもいいや」と思うことにしました。
トイトレの一番の近道は、親も子も楽しんで行うこと。パンツが履きたくなければ無理に履かなくていいと割り切って、本人が興味を持つまで待ってあげるのも良いでしょう。
トイレに親しむことからスタートする
トイトレの基本のステップに立ち返り、トイレを身近に感じてもらうことを重視しました。
トイトレは、「トレーニングパンツを履いてトイレに行くこと」がすべてではありません。トイトレに関する絵本を読む、トイレに行ってみる、まずは座るだけなど、トイレに親しみをもってもらうことも立派なトイトレです。
まずは本人が楽しんでできる範囲から始めてみると良いでしょう。「パンツを履かない=トイトレしていない」という固定概念を一度頭から取り除いたことで、焦る気持ちが少し和らぎました。
▼トイトレに関する絵本を読むのもおすすめ!


通園先の先生に相談する
保育園や幼稚園、児童発達支援事業所などに通園している場合、通園先の先生に相談するのも良いでしょう。
園と家庭で子どもの様子を共有することで、一貫性を持った関わりをすることができます。話しを聞いて相談にのってもらうだけで、気持ちが楽になることも。
また、通園先の先生と話すことで、子どもの新たな一面が見えることもあります。たとえば、家庭ではパンツを拒否していている子どもでも、意外と園では拒否なくトイトレをしているケースも多いです。



筆者の息子も保育園ではパンツを履いてトイトレしているのに、家では出来ないという状況でした。状況を共有してもらえたことで、「園での集団生活の中で頑張っている分、家では甘えてもOK」と割り切ることができました。
▼「家でトイトレが難しくて保育園任せになっている…」と気になる方はこちらの記事がおすすめ


子どもの気持ちを受け止めながら、家庭ごとのペースで大丈夫
子どもがパンツを嫌がってトイトレを進められないと、親としてはつい焦ってしまうもの。でも、パンツを嫌がる背景には子どもなりの理由が隠れていることもあります。
まずは子どもの気持ちを聞きながら、できる範囲でトイトレに取り組んでいきましょう。
この記事も参考に、それぞれのペースで無理なくトイトレを進めてくださいね。
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