最新のトイトレ方法である排尿予測デバイス『DFree』を使ったトイトレの事例をご紹介します。
DFreeはお腹に貼るだけでおしっこのたまり具合がスマホでわかるので、トイレの成功体験がつみやすくなるアイテム。詳しくは、こちらの紹介記事をご覧ください。

Oさんのケース
- 年齢:15歳の男の子
- 疾患:全前脳胞症
- 通っている学校:知的の特別支援学校
- 利用している福祉サービス:放課後等デイサービス
- 障害の程度:歩行不可、発声はあるが発語は無し、家族や慣れ親しんだ支援者とは意思疎通がとれる
本人からのサインを元にトイレ誘導をしていた
DFreeを導入したきっかけはなんですか?
訪問入浴のスタッフさんがDFreeのことを教えてくれたのがきっかけです。利用者さんでDFreeを使っている方がいるそうで、トイレの悩みを抱えている我が家でも利用できるのではないかと、紹介してくれました。
もともとどのようにトイレをしていたのですか?
本人が行きたい時にトイレに連れて行っていました。おしっこが出そうだったり、出た時にはサインを出してくれるので、なんとなくわかるんです。
たとえ10分おきくらいのペースでも、本人が行きたいっていうのであれば連れて行っています。出ないかもしれないけど、本人の意思表示を尊重したいという思いがあって。逆に、何かに夢中になっているとトイレのことを忘れることがあるので、大体1時間毎にはトイレに行くよう声掛けもしています。
「尿意を伝える」ことに困難を感じていた
どのようなトイレのお悩みを抱えていたのですか?
おしっこが「出た時」のサインも、「出そうな時」のサインも同じなので、よくわからなくて困っていました。タイミングが合えば、トイレで排尿することができるんですけど、出す前に尿意を知らせることがうまくできないんですよね。成長するに連れておしっこの量も多くなったので、漏らしてしまうと、ベッドのシーツやズボンが濡れることもあって。
あとは、親の判断でタイミングを見て、トイレに連れて行った際、出ないのに連れていかれたと言うことで、トイレで怒ったりすることもありました。
DFreeを使う上で心配だったことはありますか?
ちゃんとDFreeをつけてくれるのかと言う心配はありました。不快感というか異物感があって、自分で取ってしまわないか、ちゃんと使えるのかなって言う不安があったんです。でも実際使ってみたら意外に何も反応がなく、きちんと使うことができました。
なるべく異物感がないように、DFreeにジェルを塗って、テープで止める方法で使い始めてみました。長めのテープ1本で横に付けているだけですが、日中動いてても外れた事はほとんどありません。

DFreeをもっと活用して成功体験を増やしていきたい
DFreeを活用してみて実際に困りごとは解決しましたか?
今は学校や放課後デイサービスでは使うことができていなくて、帰宅後から寝る前の時間と朝の出発までの時間だけ使っているんです。それでも家事などでバタバタして、なかなかつけることができていない日もあるので、まだ活用しきれていない感じです。
DFreeを使いながら、今後こうなったらいいな、と思うことはありますか?
トイレでおしっこに成功すると、本人もすごくうれしそうで親としても嬉しいんですよね。だから、これからもDFreeを使い続けることで、尿意がわかって自分でトイレに行けるようになれば一番いいなと思っています。
先は長いかもしれませんが、もし完全におむつが取れるまでは行かなくても、おむつの使用量が減るだけでも経済的に助かりますね。
――おしっこのたまり具合の把握やトイレ誘導にDFreeをご活用いただいているOさん。尿意がわかって自分でトイレに行けるようになることをDFreeも応援しています!
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横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること
- 言葉で伝えられない子への具体的なアプローチ
- 今日からできる排せつ支援の工夫
- トイトレを始めるタイミングの見極め方
- 焦らず進めるための考え方 など
“その子に合わせた進め方”を、排泄支援の専門家が解説します。
・講師は、1,000組以上の親子を見てきた排泄支援の専門家(理学療法士 兼 公認心理師)
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