肢体不自由児の子育てにおいて「介助」の工夫は欠かせません。トイレもその一つです。
自力で座位がとれなかったり、長い時間安定して座ることが難しい子どもの場合、身体が小さいうちは抱っこや支えることで介助できても、成長と共に体格の変化で対応が難しくなることもあります。
そんな時に役に立つのが「トイレチェア」。安全に座位を保ち、保護者の負担を軽減することができます。この記事では、障がい児向けのトイレチェア5選とそれぞれのおすすめポイント、そしてトイレチェアを購入する際に利用できる可能性がある補助制度について紹介します。
障がい児のトイレ介助でよくあるお悩み
障がいのある子どものトイレ介助で、以下のような悩みを感じていませんか?

長時間の座位保持ができず、安全面に不安がある



一般的な補助便座では体幹を支えられない



成長して身体が大きくなり、抱きかかえての介助が難しい



保護者の腰や身体への負担が増えてきた
障がい児用のトイレチェアはこうしたお悩みを手助けし、親子ともにトイレの負担を軽減することができます。
障がい児におすすめのトイレチェア4選
シャワー&トイレ用チェアユニット リフトン HTS


アビリティーズ・ケアネット株式会社が販売するシャワー&トイレ用チェアユニット リフトン HTSです。
自宅のトイレにかぶせて使うタイプのトイレチェア。取り外しのできるアームレスト、跳ね上げ式のフットレストで移乗がしやすくなっています。オプションのキャスターを付ければ、座ったままの移動も可能。
パーツが分解できるので、洗浄しやすく衛生的です。
また、各部の調節やオプションパーツを使用することで、体格の変化にも対応できます。シャワーチェアとしても使えるので費用の削減も期待できますよ。
▼商品ページはこちら
https://www.abilities.jp/techno-aid/fukusiyougu/Bath-Toilet/toilet/Rifton_HTS
Flamingo/フラミンゴ


テクノグリーン販売株式会社が販売するFlamingo(フラミンゴ)です。
こちらも自宅のトイレにかぶせて使用するタイプのトイレチェア。キャスターがついているので、座ったまま移動してトイレに行くことができます。オプションでヘッドレストや体幹のサポートがつけられるので、子どもの状態に合わせたカスタマイズが可能。
アームレストは開閉式で、閉めるとテーブル状になるため、体幹の弱い子どもでもテーブルに腕をつくことでトイレ中の姿勢保持がしやすいです。
またシャワーチェアとしても使用できるので、経済的で省スペースになるのも嬉しいポイントです。
▼テクノグリーン販売株式会社による商品説明動画
▼商品ページはこちら
https://technogreen.co.jp/product/flamingo/
ニュートイレットチェア


有薗製作所が製造・販売するニュートイレットチェアです。
こちらは座面の下に差し込み式の便器をいれ、ポータブルトイレのように使用するトイレチェアです。自宅トイレの広さや位置によって大きなトイレチェアでは対応できない場合や移動が難しい場合に、自室でも使用が可能。
オプションで胸ベルトや移動用キャスターの取付ができるほか、背もたれ部を専用のものに変更すればシャワーチェアにすることもできます。
▼商品ページはこちら
https://arizono.co.jp/products/products_links/products_3
トレーニングポット


株式会社ピーエーエスが製造・販売するトレーニングポットです。
自宅のトイレにかぶせて使用するタイプのトイレチェアです。従来の補助便座やおまると比べて高めの背もたれがあり、独自の3D形状で座り心地も安定。姿勢保持機能に優れた便座です。水を弾くようなツルっとした表面なので丸洗いが可能なので衛生的です。
また、トイレチェアとしてだけでなく、座椅子としてリビングで使用したり、シャワーチェアやアウトドアでも活躍します。
▼商品ページはこちら
https://www.pas21.com/pickup/trainingpot.php
番外編
首座りが安定していて、介助でトイレに移乗できる子どもの場合は、補助便座+テーブルの使用でも座った姿勢を保つことができます。
ハートリーフレスト テーブルタイプ


パシフィックサプライ株式会社の販売する、テーブル型アームレストです。
前かがみの姿勢で肘をつくことが出来るので、姿勢が安定します。使用しないときは、テーブルをそれぞれ左右に跳ね上げておけばよいので省スペースです。
▼商品ページはこちら
https://www.p-supply.co.jp/products/index.php?act=detail&pid=195
ビーネット ソフト便座


株式会社シラエが製造・販売する補助便座です。
深めの形状で腰回りを包み込み、前方の股パッドで前滑りを防止することで安定した姿勢をサポートします。ウレタンにコーティングを施して作られており、柔らかい質感で座り心地が良いのもポイントです。
トイレチェアを購入には補助制度が使えることも
トイレチェアの購入の際には、身体障害者手帳や小児慢性医療受給者証を取得していれば、制度を利用して購入費用の補助を受けることができます。
「日常生活用具等給付」の排泄補助用具、もしくは、シャワーチェアとして購入するのであれば入浴補助用具の対象となる場合があります。座位保持の要素が強いものは座位保持装置として「補装具費支給制度」の取り扱いとなることも。
実際にどの制度で申請できるのか、また対象の範囲などの詳細は自治体によって異なるため、お住まいの自治体の障がい福祉課窓口または福祉用具の担当者に問い合わせるのが確実です。
トイレチェアは姿勢に関することなので、購入を検討する際は担当の理学療法士や主治医に相談しておくと良いでしょう。制度の申請には医師の意見書が必要になることもあるため、事前に伝えておくとスムーズです。
障がい児向けトイレチェアを活用して、親も子も負担の少ないトイレ時間を
トイレチェアを使用することで座る姿勢が安定し、安心して排泄に取り組める環境が整います。身体の負担が少なくなることでトイレの成功体験にもつながりやすくなるかもしれません。
なにより保護者の介助負担も軽減でき、気持ちの余裕につながるのも大きなメリット。成長して身体が大きくなってもトイレでの移乗や介助を続けやすくなります。
お子さんの状態や身体に合ったトイレチェアを選び、家庭でのトイレ時間を少しでも安心で前向きなものにしていきましょう。
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