排尿予測デバイスDFreeは年齢問わず、さまざまなケースでお使いいただいています。使い方は多様なため、実際にどのように生活の中で導入いただいているのか、ぜひ知っていただけましたら幸いです。
今回は自閉症の6歳男の子を育てている、Iさんにお話をお伺いしました。
Iさんのケース
- 年齢:6歳の男の子
- 疾患:自閉スペクトラム症
- 通っている学校:特別支援学校
- 利用している福祉サービス:放課後等デイサービス、医療機関での訓練
- 障害の程度: 運動面での障害は無し、発話は無し、絵カード等でのコミュニケーション
正解がわからない手探りのトイトレを半年続けていた
DFreeを導入したきっかけは何だったんでしょうか?
半年程前からトイレトレーニングを始め、色々試してはみたものの、なかなか上手くいかず手探りの状態でした。障がい児の育児は、努力、気合い、根性!みたいな世界になっているのが日々疑問で、もっと問題解決されていく分野だという気持ちも持っていました。そういった背景もあり、是非新しいツールとしてDFreeを試してみよう!と思ったのがきっかけです。
DFreeの導入でトイレの課題が解決に向かうことを期待し、申し込みました。
その時は何に困っていたんですか?
息子は24時間365日オムツを使用しており、排尿の意思表示もなく、排尿や排泄後の訴えも特にありませんでした。定期的にトイレに促していたものの、排尿リズムにムラがあり、適切なタイミングでトイレに連れて行くのが難しい状況でした。
また、学校ではなかなか職員の方に2時間おきにきっちりトイレへ促してもらうというのは、難しいのではないかという気持ちもありました。
DFree以外にも何か改善のためにお試しされたことはありますか?
他にも、ABA(応用行動分析)を試しましたが、頻繁にトイレに促すことが逆効果となり、トレーニングがうまくいきませんでした。
最初は、発達段階に応じて本人のペースでトイレトレーニングを始めていこうと思い、5歳になるまでは特にトイレトレーニングはしたことがありませんでしたが、就学先を決めるタイミングになり、自然と意識するようになりました。
DFreeを使う上で心配だったことはありますか?
デバイスを装着してくれるかどうかが一番の課題でしたが、プレミアムシートの装着を本人が気に入ってくれて、むしろ気に入っている様子でした。おかげでその後の使用も比較的スムーズに進みました。
DFree装着後に人生で初めてのトイレが成功
DFreeを導入する前はどのようにトイレをしていたんですか?
大体2時間おきにトイレへ促すようにしていました。水分をまとめて取るとその分排尿にもムラがあり、トイレのタイミングを合わせるのは非常に難しい状況でした。
DFreeを活用してみて実際に困りごとは解決しましたか?
装着した初日に、人生で初めてのトイレを成功できました!
おしっこがない時にトイレに連れていく無駄もなくなり、適切なタイミングで促すことができるようになったことで、介護者にとっても本人にとっても負担が減りました。
トイレトレーニングに長期間チャレンジしていく中で、親としての安心感はとても大きいね!と夫とも話をしていました。
今後も成功体験を積み重ねていきたい
DFreeを使いながら、今後こうなったらいいな、と思うことはありますか?
絵カードを使った意思表示の練習を積み重ねて、最終的にはおしっこが溜まったからトイレに行く!という動線を作っていけたら嬉しいです。
親や本人の負担を軽減しながら、長い目線でトイレトレーニングに取り組んで行く意味で、DFreeの導入はとても助かっています。
――トイレのタイミング把握にDFreeをご活用いただいているIさん。今後も無理なくトイレの成功体験が積み重ねられるようDFreeも応援しています!
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【登壇者】理学療法士・公認心理師 髙橋賢太郎先生
横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること
- 言葉で伝えられない子への具体的なアプローチ
- 今日からできる排せつ支援の工夫
- トイトレを始めるタイミングの見極め方
- 焦らず進めるための考え方 など
“その子に合わせた進め方”を、排泄支援の専門家が解説します。
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