排尿予測デバイスDFreeは年齢問わず、さまざまなケースでお使いいただいています。使い方は多様なため、実際にどのように生活の中で導入いただいているのか、ぜひ知っていただけましたら幸いです。
今回は小学1年生の男の子を育てているAさんにお話をお伺いしました。
Aさんのケース
- 年齢:小学1年生の男の子
- 疾患:ソトス症候群
- 通っている学校:支援学校
- 利用している福祉サービス:放課後デイサービス
- 障害の程度・介助があれば歩いて移動が可能・言語理解はかなりあるが、伝えることは上手くできないことがある
DFreeを導入した理由は「本格的にトイトレを始めたくて」
DFreeを導入したきっかけは何だったんでしょうか?
DFreeを知ったきっかけは、子どものための福祉機器展「キッズフェスタ」です。ちょうど4月から子どもが小学生になって「そろそろトイトレを本格的にしないと…」と思っていた時でした。尿のたまり具合がわかるということで、見た瞬間「これは使えるんじゃないか」と思ってお試しをすることにしました。
トイレトレーニングをする上で困っていることは何ですか?
尿意を上手く伝えられないことです。言語障害があるため、本人の中では言っているつもりなんだけど、実際には言えていなくて伝わらない、ということがあって。排尿した後になら「出た」というサインを出すことができるのですが、出る前に上手く伝えることはできませんでした。
DFree以外にも何か改善のためにお試しされたことはありますか?
トレーニングパンツを使っていました。ですが、疾患の影響で身体の発育が早いのでサイズアウトしてしまっていて、今履けるサイズのものがないんです。あと、子どもの発達段階としてもトレーニングパンツはまだ早かったみたいで、成功体験には至らなかったです。
DFreeを使う上で心配だったことはありますか?
まずは「DFreeをつけてくれるのか?」ということですね。「これでつけてくれなかったら無理だな」と思っていました。タブレットを見せたら、もともと数字が好きということもあって反応が良くて。つけるという第一段階はクリアできました。
トイレ誘導にDFreeを利用
DFreeを導入する前はどのようにトイレをしていたんですか?
導入前は時間誘導で、時間を決めてトイレに連れて行っていました。トイレに行って座ってみて、オムツに出ていたら替える…という流れです。
DFreeを利用してみて、お子さんの反応はどうでしたか?
尿のたまり具合が可視化できることで、DFreeと自分の身体がリンクしているということをなんとなく理解できていると思います。本人にとって、DFreeをつけるのが普通になっていますね。学校に行く時も、本人からタブレットを持っていくと訴えかけてくれて。学校でも使用することができています。
DFreeを活用してみて実際に困りごとは解決しましたか?
トイレの完全な成功には至っていませんが、モニターを見て、尿がたまってきたからトイレに行ってみようという意識はもてるようになりました。「モニターが5になったらトイレに行ってみようね」と話したら、5になった時に自分から教えてくれて、トイレに行くことができています。
DFreeを使いながら、今後こうなったらいいな、と思うことはありますか?
トイレに行くタイミングはつかめてきましたが、うちの子の場合は「トイレで排尿する」ということがまだできなくて。トイレが排尿する場所だということは分かっているけど、オムツ以外に出すということがなかなかできないんです。今後は「トイレで排尿する感覚」が分かるようになるといいなと思います。
一度成功すれば、できるようになるんじゃないかと思います。DFreeがあれば、できるような気がするんです。
膀胱の状態を可視化できることは大きなメリット
DFreeを使用して、一番メリットを感じている部分は何ですか?
やはり、膀胱の状態を可視化できることです。私は放課後等デイサービスを運営しており、支援者の立場としても「もうすぐ出そう」という尿意を教えるのってすごく難しいと感じていて。視覚的にわかるということは、子どもたちが自分の感覚を掴む上でも、とても良いものだと思います。膀胱の状態が見えることやお知らせがくることで、トイトレに悩む家族の気持ちも少し楽になるんじゃないでしょうか。
――トイレ誘導のタイミングを把握するためにDFreeをご活用いただいているAさん。今後「トイレで排尿する感覚」がわかるようになることをDFreeも応援しています!
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横浜市の療育センターで15年、発達障害や肢体不自由児の療育に従事。制作に携わった排泄支援ハンドブック「こころと体に合った排泄スタイル」はキッズデザイン賞を受賞。理学療法士と公認心理師の双方の視点から、子どもと家族を包括的に支援する専門家。

この講座でわかること
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