トイトレの次の一歩は、子どもに 「トイレは安心できる場所なんだ」 と感じてもらうことです。
この段階では、まだトイレで出なくても大丈夫!まずは「座ること」が目標です。
座ることができたらたくさん褒めてあげてください。「座れた」という小さな成功体験を重ねていくことが、次のステップにつながる大切な土台になります。
トイトレ博士座る時間も最初は短くていいんじゃよ。座る経験そのものが、トイレに慣れるための一番の薬になるんじゃ。出なくても、座れたら褒める。これがトイトレの秘訣じゃよ。
また、子どもが入りたくなるトイレ環境や習慣に繋げる関わり方も大きなポイント。
そこで、この記事では「トイレに座る」を習慣化するための効果的なサポート方法について解説していきます。
なぜ「トイレに座る」だけでいいの?


このステップで目指すのは、「排泄の成功」ではありません。以下のようなトイレへの「慣れ」と「安心感」を得ることです。
・トイレ空間や便器そのものに慣れる
・「トイレに行くこと」への抵抗感をなくす
・トイレに行くと、“ちょっと嬉しい”“楽しいことがある” というイメージを作る
・親にとっても無理なくトイレに誘える習慣を整える
トイレを「怖い場所」「嫌な場所」と感じたまま次のステップ(トイレで出す)へ進んでしまうと、このあとのステップがスムーズに進まなかったり、強い拒否が出てしまうこともあります。
この段階で「トイレ=安心・楽しい場所」というイメージをしっかり育てておくことで、次のステップへ前向きに取り組める土台が整うのです。



出すことを急がんでも大丈夫。まずは「トイレに行ってみる」「トイレに座ってみる」だけで十分じゃよ。
【ステップ②| 手順1】トイレに“入る”ところから始めよう
まずは“トイレの空間そのものに慣れていく”ことから始めてみましょう。
安心してトイレに入るための工夫
いきなりトイレに座らなくても大丈夫。まずは3秒、5秒など、ほんの短い時間トイレの中に入ってみましょう。
この時、子どもが安心してトイレに入れるように、以下のような工夫もおすすめです。
・親と手をつないで、一緒にトイレに入る
・親が先にトイレに入り、「○○ちゃんも一緒に入っていいよ~」と明るく誘う
・移動中に楽しい声かけをしたり、歌を歌いながらトイレに向かう
・トイレ内にシール台紙などを用意し、「シールを貼りに行ってみよう!」といった目的をつくる



オムツ交換をトイレの中でしてみる方法も、“空間に慣れる”助けになるのでおすすめじゃよ
また、障がいがあって移動が大変だったり、座位保持が不安定な場合、トイレを極端に嫌がってしまう子どもの場合は、トイレとは別に“トイレの練習用空間”をつくるという方法もあります。
無理に本来のトイレにこだわらず、「慣れるための段階」として環境を工夫していきましょう。
▼トイレ空間に慣れるための工夫はこちらの記事で詳しく解説しています


もし、トイレに入ることを嫌がったり怖がってしまった場合には、「じゃあまた明日やってみよう!」くらいの心持ちでいることも大切だよ。
【ステップ②| 手順2】気持ちいい“トイレ空間”をつくろう
安心して「トイレに座る」ためには、子どもにとって気持ちのいいトイレ空間をつくることが重要です。
いきなり高価な専門用具をそろえたり、大がかりな工夫をする必要はありません。まずは、今すぐできる小さな工夫から始めてみましょう。



まずは身近なもので環境を作っていくことが重要じゃよ。いろいろ試して子どもの反応や傾向を観察しながら、必要に応じてグッズを取り入れたり、工夫を重ねていくのがおすすめじゃ。
子どもにとって気持ちのいいトイレ空間の工夫例
・お気に入りの絵本やぬいぐるみを飾る(ただし、逆に集中できなくなる場合は何も置かない)
・狭い空間が苦手な場合は、ドアを少し開けておく
・子どもが落ち着く照明に替える(暖かい色や少し暗めの照明など)
「落ち着く」「怖くない」「嫌じゃない」
子どもがそう感じられる空間づくりが、座ることへの第一歩になります
また、必要に応じて、補助便座や踏み台などのトイトレグッズを取り入れていくのもよいでしょう。
▼トイトレグッズについてはこちらの記事をチェック!






【ステップ②| 手順3】習慣化につながる「トイレに座るタイミング」のコツ


トイレに座る習慣をつくる上で大事なのは、“子どもにとって座りやすい時間”を選んで、成功経験を積ませてあげることです。
ここでは、
- 座る頻度
- 座る時間
- 座るタイミング
の3つの視点から、無理なく続けられる「トイレに座る習慣づくり」のコツを紹介します。
トイレに座る「頻度」
「何時間おきに必ず座ろう!」のようにルール化してしまうと、子ども自身にとっても、親にとっても負担が大きいもの。まずは “日中に1回だけチャレンジする”くらいでも大丈夫です。
たとえば、
・朝、機嫌がいいとき
・遊びがひと区切りしたとき
・おやつの前や、外出から帰ってきたとき
このように、自然な流れで誘導しやすいタイミングで試してみましょう。
何度か「座る」ことに成功して子どもが慣れてきたら、2回、3回と緩やかに頻度を増やしてみてください。
トイレに座る時間は「3秒」からでOK!
慣れないトイレに長く座るのは子どもにとっても不安なもの。初めのうちは「3秒」でも大成功です。



みっつ数えてみよう!いち、に、さん!終わり〜♪
のように、“終わり”がわかりやすい声かけをしながら取り組んでみましょう。
慣れてきたら、
・「10数える」
・「好きな歌1曲分」
・「この絵本の1ページだけ」
といったように、“時間”ではなく“行動”で見通しを示すと、子どもにとって安心感もありながら、座る時間を伸ばしていくことができます。
座るタイミングの選び方は「ドライタイム」と「生活リズム」の2軸がポイント
座るタイミングの選び方には、大きく2パターンあります。
①ドライタイムが安定している場合
ステップ①を踏まえて「ドライタイム」がある程度把握できるようになっていれば、排尿がありそうなタイミングでにトイレに座ってみるとよいでしょう。
・「このあたりなら出る可能性があるな」
・「いつもこの後に出てたな」
そんな“予測できる”タイミングは、成功体験につながりやすいです。
ドライタイムの間に何度も挑戦しなくて大丈夫。子どもの様子も見ながら、“座りやすそうなとき”にやれば十分だよ。
②ドライタイムがまだ不安定な場合
排尿リズムが整っていない場合は、生活の流れに合わせてトイレに座ってみましょう。
たとえば、
・起床後
・食事の前後
・遊びの切れ目
・お風呂前
・外出前
などの「気持ちの切り替え」が起きやすいタイミングは、子どもにとってもトイレへ行きやすいタイミングです。
逆に、忙しい時間帯やお腹が空いてる時、眠い時、また遊びに集中している時は、無理に誘導すると「座ること」自体に抵抗感を持ってしまうので避けましょう。
ステップ②の目的は「トイレで出す」ことではなく、あくまで「トイレに座る」習慣をつくることです。
トイトレの成功は“継続”と“安心感”がキーワード。がんばりすぎず、親も子も自分たちのペースで続けてみましょう。
【ステップ②| 手順4】喜び合う声かけで次につなげよう


トイレに座れたら、出た・出ないに関わらず必ず肯定的な声かけをしましょう。トイレで排泄できなくても、「座れた」という行動そのものを褒めることが大切です。
ここでは、子どもと一緒に“喜び合える”声かけをいくつかご紹介します。
終わりの見通しを伝える
・「1・2・3、おしまい!」
・「このお歌を歌ったらおしまいね」
・「手を洗ったら終わりだよ」
このように、わかりやすい「終わり」をつくって見通しが立てられるようにすることで、子どもも安心して座ることができます。
また、最も大切なのは「見通しを変えない」こと。 「10数えたら終わり」と伝えたら、必ず10で終わりにしましょう。
「快刺激」で締めくくる
実際に出てなくてもたくさん褒めて、トイレ=楽しいという記憶を残すことが大切です。
・「できたね!」
・「座れたね、がんばったね」
・「すごいね、かっこいい!」
・「トイレに来れてえらいよ」
トイレに入れたけれど座れなかった場合でも、「トイレまで来れたこと」「挑戦できたこと」に目を向けて声をかけることで、子どもは「またやってみよう」という気持ちを持ちやすくなります。
また、声かけに加えて、以下のような短くて心地よい関わりを添えてもよいでしょう。
・ハイタッチをする
・軽く抱きしめる
・にこっと笑って目を合わせる
大切なのは、「もっと頑張らせる」ことではなく、「ここまでできた」を一緒に喜んで終えること。
この積み重ねが、次の「またトイレに行ってみよう」という気持ちにつながっていきます。
【ステップ②】「トイレに座る」のQ&A
Q1. どのくらいの期間続ければいい?
個人差が非常に大きいフェーズです。数日〜数週間、時には数ヶ月かかることもあります。
スムーズな子どもの場合:3日〜1週間
抵抗がある子どもの場合:2〜4週間
様々な工夫が必要な子どもの場合:1〜2ヶ月
1週間ごとに振り返りを行い、「この方法で大丈夫かな?」と調整していくのがポイントです。



焦らず、子どものペースを最優先に進めていくんじゃよ。急いで次に進むより「戻ってもよし」という気持ちで、しっかりと“慣れる”時間を取ってあげるのがポイントじゃ。
Q2. 座ること自体やトイレ空間を嫌がってしまうけど、どうしたらいい?
次のアプローチを試してみてください。
| 理由を探る | 空間が苦手なのか、座る行為が苦手なのかを確認する |
| 場所を変える | おまるをリビングやテーブルの下で試す トイレのドアを少し開けてみる 外出先の子どもトイレで試す 保育園でも挑戦してもらう |
| 段階を踏む | 最初は服を着たままで座る練習をする |
| 人や物を変える | 親がトイレしている姿を見てもらう 補助便座を変える お父さんやおばあちゃん、先生など人を変えて誘導する |



ちなみに、長く座らせる必要はないからの。大人でも集中して座れるのは7分ほど。座れただけで100点満点じゃから、嫌がるようならすぐに切り上げて、次の工夫を試してみるんじゃぞ。
「トイレに座る」が習慣化したら次の段階【ステップ③「トイレで出す」】へ
トイレに座ることに慣れてきたら、いよいよ次の段階【ステップ③「トイレで出す」】へと進みましょう。さらに成功体験を積み重ねるための大切なステップです。
▼「出なくていい」から「出す」への意識の切り替え方や、排便の誘導のコツなど、具体的な支援方法はこちらの記事で解説しています。


▼【あわせて読みたい】子どもの特性に合わせた「トイレに座る」の工夫はこちらをチェック!




【全体像】トイトレの進め方に迷ったら
トイトレの進め方に不安を感じたら、いつでも全体のロードマップに戻って確認しましょう。


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そんな時は、一人で抱え込まず、専門家への相談も検討してみてくださいね。
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この講座でわかること
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